大阪音楽大学創立110周年記念演奏会の魅力
大阪音楽大学が、2025年に創立110周年を迎えるにあたり、記念演奏会を開催します。このイベントは、創立者である永井幸次先生の偉大な功績を称えるものであり、大学の建学の精神「新音楽新歌劇ノ発生地タラン」を再確認し、次世代にその理念を引き継ぐことを目的としています。110年にわたる音楽教育の集大成と、未来への新たなスタートを感じられる特別なステージをご紹介します。
演奏会の構成と見どころ
演奏会は二部構成になっています。第1部では、吹奏楽作品作曲コンクールの本選が行われます。これは、本学の作曲専攻を卒業した方々を対象にしたもので、事前審査を通過した作品が演奏されます。在校生や卒業生から構成される創立110周年記念吹奏楽団がこれらの作品を演奏し、観客の投票による「聴衆賞」や審査員による「最優秀賞」を決定します。これにより、優れた作品が後に第57回吹奏楽演奏会(2026年3月1日公演)で正式に披露されることも期待されています。このように、吹奏楽コンクールを通じて新たな才能を世に送り出す場を提供することを目指しています。
第2部には、特大作「永井幸次讃歌」が披露されます。これは、独唱や合唱、より多くのメンバーからなるザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団とともに演奏されます。楽曲は高昌帥副学長が作曲・指揮し、台本は元教授の橋口武仁名誉教授と卒業生の籔川直子氏が共同で制作しています。永井幸次先生のご孫であり、元学長の永井譲名誉教授もオルガン演奏者として出演します。さらに、永井幸次先生の自伝『来し方八十年』を基にしたストーリーが音楽に昇華される内容となっています。彼の思想や情熱を音楽を通じて再発見できる貴重な時間になることでしょう。
大学の歴史と進化
大阪音楽大学は、1915年(大正4年)に創立し、以来、日本における音楽教育の歴史の中で重要な役割を果たしてきました。基礎教育の徹底と音楽を通じた人間力の育成をモットーとし、これからも新たな音楽の発生地として進化を続けています。新専攻の設置や充実した課程により、クラシック音楽家だけでなく、クリエイターや音楽プロデューサー、エンジニアをも育成している点が特色です。また、「音楽で、はたらこう。」をスローガンに、一人ひとりが音楽人として力強く生きる環境を整えています。
詳細情報
演奏会は2025年10月12日(日)に、大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスで行われます。開演は15時、開場は14時15分です。入場料は一般1,000円で、高校生以下は無料です。電子チケットの購入も可能で、10月10日正午までオンライン購入ができます。この特別な機会に、ぜひ足を運び、110年の歴史を感じる瞬間を体験してみてください。
大学の詳細や最新の情報は、
大阪音楽大学公式サイトをご覧ください。