夏のアイスやかき氷、食べる頻度や価格への意識とは？

夏のアイスとカキ氷、食べる頻度や価格に関する調査

全国的に暑い夏が続く中、私たちがよく手にする「アイスクリーム」と「かき氷」についての最新調査が発表されました。株式会社mitorizが実施したこの調査は、2986人の消費者を対象に、アイスやかき氷の喫食頻度や購入時に重視するポイント、価格に対する意識などを探るものでした。調査結果から浮かび上がった夏の冷たいデザート事情を見ていきましょう。

アイスやかき氷を楽しむ頻度

調査によれば、夏場にアイスやかき氷を食べる頻度は「週に2～3回」が最も多く、全体の26.4％を占めています。さらに「週に1回程度」と答えた人も多く、全体の72.3％が週1回以上の頻度でこれらの冷たいデザートを楽しんでいることがわかりました。この統計から、アイスやかき氷が夏の定番の楽しみであることは明らかです。

年代別の好みの傾向

アイスクリームとカキ氷のどちらが好まれるかという質問に対して、58.3％がアイスクリーム派だと回答したものの、年齢が上がるにつれてカキ氷の人気が増す傾向が見られました。具体的には、20代以下ではカキ氷を好む人は6.8％でしたが、60代以上ではその数値が16.9％に上昇します。つまり、シニア層にとってカキ氷は夏の味覚としてより親しまれているということがわかります。

食べたいタイミング

アイスやかき氷を食べたくなるタイミングは「気温が高く、暑いと感じたとき」との回答が全体の53.6％を占め、特に60代以上の層では63.9％に達しました。つまり、暑さが本格的に直面すると、冷たいデザートの需要が増すという傾向が確認されました。これに対し、20代以下ではこの理由が42.5％となっており、若年層は比較的幅広いシーンでアイスやかき氷を楽しむ傾向があります。

購入時の重視ポイント

アイスやかき氷を購入する際には「味」と「価格」が特に重要なポイントとして挙げられました。具体的には68.4％の人が「味」を重視し、58.8％が「価格」と回答しています。年代別に見ると、20代以下や30代では「価格」を重視する割合が高い一方で、40代以上では「味」の比率が高まり、おいしさが重要視される傾向が強まります。

さらに、限定品や希少性に対する嗜好も見逃せません。30代で「季節・期間限定の商品」を好むという意見が高く、この世代は特に新しい味を求める姿勢が強いことが予測されます。

アイスやかき氷の許容価格

アイスをコンビニやスーパーで購入する際、妥当な価格帯として最も多かったのは「100〜149円」の34.8％で、全体の69.1％の人が200円未満の価格を望んでいます。一方で、外食でのかき氷の価格に対しては個人差が大きく、20代以下の約26.6％が1,000円以上でも許容すると回答。若い世代の中には、外食時にブランドや雰囲気を重視し、高価なかき氷を選ぶ人も増えていることが分かります。

このように、アイスやかき氷はただの冷菓ではなく、年代や個々の嗜好によって異なる楽しみ方を持つ食べ物であるということが、この調査を通じて明らかになりました。皆さんも、この季節にぴったりのアイスやかき氷を楽しんでみてはいかがでしょうか。