ピレリジャパンがモトクロスシーンを盛り上げる
2025シーズンに向けて、ピレリジャパンが株式会社アールエスタイチのモトクロスチーム「マウンテンライダーズ」とのレースパートナー契約を発表しました。新プロジェクト「Yogibo Pirelli Mountain Riders」として活動するこのチームは、ピレリが発売予定の新型モトクロスタイヤを活用し、日本国内のモトクロス競技の発展を目指しています。
新タイヤ「SCORPION MX32」の登場
ピレリが世界モトクロス選手権(MXGP)で培った技術を取り入れた新製品「SCORPION MX32」は、耐久性とグリップ性能を兼ね備えたタイヤです。このタイヤは、プロからアマチュアまで全てのライダーがその真価を発揮できるよう設計されています。全国のピレリ正規販売店で手に入れることが可能で、国内モトクロス界に新たな風を吹き込みます。
ワールドスペックの理念
ピレリは「We sell what we race, we race what we sell」という理念の下で、多くのMXGPチャンピオンに輝いた実績を持つSCORPION MXの技術を活かし、革新的なタイヤを提供します。リニューアルされたMX32は、その性能だけでなく、デザイン面でもライダーを魅了します。特にモトクロス競技においては、ビジュアルが競技力に与える影響も大きいと言えます。
マウンテンライダーズとの提携
実績を誇る「マウンテンライダーズ」は、ピレリとの契約によりさらなる成長が期待されます。タイヤの提供を通じて、ピレリは製品の性能を証明し、競技力の向上と次世代ライダーの育成に貢献することを目指しています。ピレリジャパンの代表取締役、フィリッポ・シブラリオ氏はこの契約について「非常に意義深いもの」とし、日本のモトクロスシーンに高い技術を提供できることを誇りに思っています。
競技の未来を考える
マウンテンライダーズの小橋監督も、チームの理念「挑戦は終わらない」に共感しているピレリ社との連携が、モータースポーツの進歩につながると期待を寄せています。彼はまた、全日本モトクロス選手権に途切れず参加してきた老舗のチームとして、今後も世界に通じるライダーの育成を続けていくと語っています。
次世代への継続的な支援
さらに、YSP大阪箕面に所属する若手選手の川上真花選手へのサポート契約も更新され、チャンピオン獲得に向けての協力も行われることになりました。これにより、ピレリは次世代の才能を育成し続け、日本のモトクロス界を盛り上げていくという姿勢を強調しています。
2025シーズンに向けて、その進化が期待されるピレリのオフロードタイヤが、日本のレースシーンを鮮やかに彩ることでしょう。