鈴与商事とKGモーターズが提携、次世代モビリティの未来を切り開く

はじめに

静岡市に本社を構える鈴与商事株式会社と、広島県東広島市にて小型モビリティロボット「mibot」を開発するＫＧモーターズ株式会社が資本業務提携を結んだことを発表しました。この提携は、持続可能な次世代モビリティ社会の実現を目指しており、多様な連携を進めることが期待されています。

提携の背景と狙い

ＫＧモーターズが開発した小型EV「mibot」は、1人が乗ることを主眼とした原付ミニカー規格のモビリティで、家庭で簡単に充電でき、一度の充電で約100kmの走行が可能です。また、OTA（Over-The-Air）アップデートにも対応しており、今後の機能拡張や自動運転技術の導入も視野に入れた進化が見込まれています。すでにECサイトでは予約が開始され、早くも2,000件以上の受注を獲得しています。

このように実用的で技術的に進んだ「mibot」は、鈴与商事にとって大きな成長機会となるでしょう。鈴与商事は、グループのリソースを活用して法人向けのユースケースを共同開発したり、地域交通の課題解決のためのソリューションを模索したりしながら、持続可能なモビリティ社会の創造に貢献していくという方針です。

mibotの特徴

提携の目玉となる「mibot」は、魅力的なデザインと高い安全性を兼ね備え、ドアやエアコンも完備しているため、快適に移動することが可能です。さらに、ソフトウェアを通じて機能やユーザー体験を進化させる「SDV」設計を採用しており、環境負荷を低減しつつ、エネルギー効率にも優れた製品です。普段の移動が楽しく快適になるだけでなく、サステナビリティにも寄与する点が特長といえます。