年末年始の推し活実態調査とその影響
株式会社PE-BANKが実施した「2025年末年始の社会人推し活実態調査」によると、物価高や円安が続く状況でも、若年層から中年層までの多くの社会人が推し活を続けていることが明らかになりました。この調査は全国の20歳から60歳までの社会人300名を対象に行われ、その結果は興味深いものとなっています。
推し活を行う社会人の状況
調査の結果、約40%の社会人が何らかの形で推し活を行っていることが分かりました。また、なんと8割近くが今年の年末年始に推し活を予定しているとの回答が寄せられました。具体的には、38.6%がグッズ購入を、次いで34.7%がライブやイベントへの参加、31.5%の人がオンラインイベントや配信見ることを計画しています。
推し活予算の変化
年末年始の推し活予算に関しては、55.9%が「昨年とほぼ変わらない」と答えた一方で、約1割は「減る」とのことです。このような予算の変化の最大の要因とされているのが、推しの活動の活発さです。逆に予算が減る理由としては、物価高や円安による生活費の増加が挙げられました。社会人は“推しへの気持ちは変わらないものの、家計を優先せざるを得ない”という現実に直面しています。
支出の優先順位
興味深いのは、推し活が「削る対象」ではなく「守る支出」と位置付けられている点です。交通費や交際費、旅行代を削減する一方で、グッズ購入やコンサート参加など感情的価値のある支出にはしっかりとお金を使うといった傾向が見受けられます。このように、推し活が自己実現や生活の充実に寄与している様子が伺えます。
年末年始の予定
年末年始には家族や友人との予定を優先する傾向もあり、推し活を抑える人が一定数存在します。このことは、感情的価値の高い「推し活」と、社会的な義務や関係性を重んじる行動のバランスを取ることを求められている状況を反映しています。
旅行を伴う推し活
また、調査では「旅行を伴う推し活」に関する回答もあり、54.7%が「旅行を伴う予定はない」としていますが、19.7%の人が国内イベントのために遠征すると答え、10.2%の人が海外のイベントに挑戦する予定だと言っています。円安の影響が確かに出ていることもあり、海外遠征や課金を控える層がいることがわかりました。
新たな挑戦を求める声
さらに、推しの影響で語学や創作活動に挑戦を意図する声も多く寄せられており、推し活が単なる「モノ消費」から「生き方や学びへの影響」へと変わりつつあることが浮き彫りになりました。これは、“推し活”という言葉が示す意味を、消費行動を超えた生活全般にまで拡張させる可能性があることを示唆しています。
まとめ
この調査からわかることは、推し活が社会人の日常消費行動に深く根付いた重要な要素であるということです。経済的な逆風の中でも、心を豊かにする大切な活動として位置付けられている様子が伺えます。
推し活は、今後も社会人たちの生活や行動に影響を与え、有意義な自己投資や自己実現の手段として重要な役割を果たすことでしょう。