2026年2月27日、待望の『妖怪伝 猫目小僧』DVD BOXがリリース!
日本のホラー漫画界の巨匠、楳図かずおが原作を手掛けたTVアニメ『妖怪伝 猫目小僧』が、初めて全話収録のDVD BOXとして2026年2月27日金曜日に発売されることが決定しました。およそ50年もの時を経て、ファン待望の復刻となるこのDVD BOXは、楳図かずおの一周忌に合わせて企画されたもので、彼が生前に強く復刻を望んでいた作品です。
『猫目小僧』の物語とその魅力
『猫目小僧』は、1967年に「少年キング」「少年画報」などの雑誌で連載され、瞬く間に人気を博しました。物語の中心は、人間の女性と妖怪「ねこまた」の間に生まれた孤独な少年、猫目小僧です。彼は作中で自身の父である妖怪や、母親を求めて旅をしながら、様々な妖怪と闘いながら人々を救うというヒーロー的存在です。この複雑な背景と心温まるストーリーが、多くのファンを惹きつけている要因です。
1975年にはアニメ化が決まり、1976年から放送が開始されましたが、通常のアニメとは一線を画した「ゲキメーション」という新しい技術が採用されました。これは、絵画調の背景に切り絵のキャラクター、さらには特殊効果として実写フィルムが組み合わされた斬新な手法であり、その後のアニメーション技術に多大な影響を与えました。
DVD BOXの特典と価格
現在、ファンの間で待ち望まれているこのDVD BOXは、全24話を収録した6枚組となっており、価格は39,600円(税込)です。特にうれしいポイントは、ソノシート『猫目小僧 妖怪水まねき』(1969年9月に発売)に収録され描き下ろしのマンガを再録したブックレットが特典として付属する点です。また、楳図かずおの原画を使用したポストカード5種と特製ステッカーも封入される予定で、ファンにとっては見逃せないアイテムとなることでしょう。
他にも、過去に発売されたLD(レーザーディスク)やVHSでは収録されていなかった全話が初めてDVDで一堂に会することが、大きな注目を集めています。
ますます注目される『妖怪伝 猫目小僧』
アニメの放送から半世紀、人々の記憶に新しいこの作品は、今でも多くのアーティストに影響を与え続けています。特に、電気グルーヴの「モノノケダンス」のPVに見られるように、現代の音楽シーンでも再評価されるなど、若いクリエイターたちにとって魅力的な素材となっています。これらの背景を持つ『妖怪伝 猫目小僧』のDVD BOXの発売は、ただの懐かしさを超え、新たな世代への魅力的なシグナルともなりそうです。
結び
『猫目小僧』の魅力は、何度も色褪せることなく、多くのファンの心をつかんで離しません。2026年2月27日、ぜひこの機会に初めての全話収録版DVD BOXを手に入れ、かつての魔法を再体験してみてはいかがでしょうか。詳細はKADOKAWAの公式サイトにてご確認ください。