新ポッドキャスト『パラスポーツスタジオ』がもたらす多様性の未来

新番組『パラスポーツスタジオ』の魅力

日本のパラスポーツ界に新たな風を吹き込むポッドキャスト番組『パラスポーツスタジオ』が、2025年8月25日、パラスポーツの日に合わせてスタートします。この試みは、特定非営利活動法人アダプテッドスポーツサポートセンター（ASSC）が20年の活動を結集し、音声を通じてパラスポーツの魅力を広めるためのプラットフォームとして位置付けられています。

番組の目的と意義

ASSCはこれまで、障がい者スポーツの普及や多様性のある共生社会の実現に向けて活動してきました。『パラスポーツスタジオ』はその集大成であり、ASSCの活動の軌跡を辿り、選手や指導者、家族、支援者など多様な人々の物語を紹介することにより、未来世代へ知識と情熱を受け継いでいくことを目的としています。

番組の特色

この番組では、ホストとしてASSCの理事長・浦久保康裕氏と、前理事長でファウンダー・高橋明氏が出演。彼らは自身の経験やパラスポーツの発展に寄与してきた姿を熱く語り、リスナーに感動を与えるコンテンツを提供します。

さらに、パラスポーツの選手やその家族のエピソードを交えながら、パラスポーツの意義や社会とのつながりをわかりやすく解説。教育現場や企業の研修などに活用できる知識の宝庫としても価値を持つ内容に仕上がっています。

初回エピソードの注目ポイント

初回配信のテーマは「次世代へ伝えたい 2つの想像力と1つの挑戦」。元車いすテニス界の絶対王者、国枝慎吾選手のエピソードを中心に、高橋氏が「パラスポーツの原点」と「誰もが輝ける社会の作り方」について深掘りします。その中で、国枝選手が国際舞台で挑戦した若き日の苦労話や、競技の成長を支えた創意工夫、母親の影響など、心に響くエピソードが続々と登場します。

また、リスナーが「ハンディキャップは環境や社会の側にある」という気づきを得ることにより、今後の自分と社会について考えさせられるきっかけとなることでしょう。