大学スポーツ学生の未来を切り開く新たなパートナーシップ
株式会社ベネッセi-キャリアは、一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)との間で、2025年10月1日からのパートナー契約を結びました。この提携は、運動部に所属する学生たちが直面している数々の課題を解決するための重要な一歩となります。
運動部学生の就活のリアル
大学スポーツ学生は、競技生活を通じて多くの経験とスキルを磨いています。しかし、就職活動を行う際にこれらの能力を的確に伝えることが困難な場合が多く、その結果、就活の早期化に伴って競技を続けることができない学生も増えているのが実情です。こうした背景を受け、i-キャリアはUNIVASに加盟する221大学と39の競技団体に属する約14万人の運動部学生に対して、包括的な就職支援を展開することを決定しました。
具体的な支援内容
契約の下で実施される主なプログラムには、以下のようなものがあります。
1. GPS-Academicによるアセスメントテスト
特に注目すべきは、UNIVASの公式ツールとして認定された「GPS-Academic」です。このテストでは、運動部学生が持つ「問題を解決する力」を測定し、思考力や姿勢、経験といった観点から彼らの能力を可視化します。これにより、学生たちは自身の強みを客観的に理解し、就活に活かすことができるようになります。
2. dodaキャンパスによる就活準備講座
また、主に大学1年生や2年生を対象にした「dodaキャンパス」では、自己理解や経験の棚卸しを行うためのキャリア講座が提供されます。これには、生成AIキャリア教育プラットフォーム「キャリアチュートリアル」を利用し、個々の学生に最適化されたカリキュラムが用意されています。
3. 専任のキャリアアドバイザーによるカウンセリング
さらに、casual de 身体能力と就職希望を照らし合わせて行われる就活キャリアカウンセリングも提供されます。運動部学生専任のキャリアアドバイザーがサポートし、企業との最適なマッチングを実現します。
各企業のコメント
このパートナーシップ締結について、UNIVASの代表理事である福原紀彦氏は「大学スポーツから得た経験が、学生たちが社会で活躍するための基盤となる」と語ります。さらに、ベネッセi-キャリアの社長、風間直樹氏は「私たちは競技生活と学業、将来のキャリアを両立できるように支援していくことを目指しています」と話し、今後の展望を示しています。
結論
今回のベネッセi-キャリアとUNIVASの提携は、運動部学生にとって新たなキャリアの可能性を広げるものであり、大学スポーツが持つ価値をさらに高めるものと期待されています。これにより、学生たちは競技とキャリアを両立し、未来を切り開いていくための強力なサポートを受けることが予定されています。
今後、このパートナーシップがどのように運動部学生たちの生活やキャリアに影響を与えていくのか、注目していきたいところです。