廃車残渣を新素材へ
2026-08-06 15:51:58

廃車残渣を新素材に変革!小野測器と名古屋大学の共同研究

未来のモビリティ社会を支える新たな挑戦



2026年度に向け、株式会社小野測器と名古屋大学ナショナルコンポジットセンター(NCC)は、共同研究を開始する運びとなりました。今回注目されるのは、廃車から生じる自動車破砕残渣(ASR)を利用し、音・振動特性を解明する新しい構造材料「3Rコンポジット」です。この研究は、持続可能なモビリティ社会の実現を志向し、資源循環型社会への貢献が期待されています。

小野測器は、企業理念に『未知を拓き、未来を創る』を掲げ、環境保護やカーボンニュートラルの推進に尽力しています。自動車業界が脱炭素化を進める中、これまで培ってきた計測技術を駆使して、解決すべき課題に挑む姿勢が強調されています。さらに、名古屋大学NCCの先進的な取り組みであるASR利材化に共感し、共に研究を進めることとなりました。

研究の概要


研究名は「複合・積層材料における敏感度解析研究」。この共同研究では、ASRの材料組成や配合技術を最適化し、プラスチックやカーボン複合材料と組み合わせて、自動車用防振材としての性能を追求する計画です。最終的には、自動車のルーフ材や内装材への適用が視野に入れられており、資源循環と車両性能向上の両立を目指しています。

小野測器が培った音・振動計測技術により、開発された材料の振動減衰性能や音響特性の評価が行われる予定です。このように、材料開発と性能評価を一体で進めることで、環境的な価値と機能的な価値を兼ね備えた新しい材料技術の創出が期待されています。

環境への取り組み


小野測器は、様々な環境への取り組みを展開しています。その一環として、自社の工場内照明をLEDに変更し、太陽光発電設備の導入を推進。これにより、年間のCO2排出を大幅に削減しています。また、包装材もリサイクル可能な紙材へとシフトし、無駄を省く工夫をしています。

社員の環境意識向上のため、社内イベントで植樹活動を継続的に行い、地域の環境保全に貢献。さらに、従業員の作業着を繊維リサイクルすることで、資源の循環利用を推し進めています。

代表者のコメント


名古屋大学NCCの吉村教授は、今回の共同研究を通じて、ASRが新たな価値を持つ材料に再生されることが、循環型モビリティ社会の実現に向けた重要なステップであると述べています。一方、小野測器の大越社長は、廃車から生じる残渣を新しい価値へとつなげることが、未来のモビリティ社会にとって重要であると力強く語っています。

持続可能な未来へ


この共同研究は、多くの期待を寄せられており、新たな素材の可能性とその科学的根拠を明らかにし、持続可能な社会の構築に向けた大きな一歩となるでしょう。企業と学術が手を携えて新たな技術を開発することは、未来のモビリティだけでなく、より良い環境づくりにも寄与するはずです。環境問題解決に向けたこれらの努力が、次世代のモノづくりを牽引する人材の育成にも繋がることが期待されています。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 小野測器 名古屋大学 3Rコンポジット

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。