音楽配信代行サービス「narasu」が新機能を発表
音楽配信代行の新たな流れが、株式会社ローディアムによって生み出されました。2025年5月1日より、「narasu(ナラス)」が「放送二次使用料分配サービス(レコード製作者)」の提供を開始し、アーティストやレーベルにとっての収益化のチャンスを広げることとなります。この新機能は、テレビやラジオ、有線放送において楽曲が使用された際に発生する放送二次使用料を、煩雑な手続きを経ることなくスムーズに受け取れるものです。
放送二次使用料分配サービスの仕組み
この新サービスは非常にシンプルです。アーティストやレコード会社が「narasu」に登録し、自分の楽曲が何かしらの放送で使用されると、その収益が自動的に分配されます。これまでのように、ひとつひとつ面倒な申請を行う必要が無くなり、より効率的な収益回収が実現します。
ここで注目すべきは、放送二次使用料が配信収益や楽曲販売収益とは異なるものである点です。これにより、実際に楽曲が使用されることで発生する新たな収益の機会が増え、アーティストや制作レーベルにとって大きな利点となります。
新機能の特長
1. 収益機会の拡大
このサービスにより、放送・有線放送で使用される楽曲からの収益を逃さず受け取ることができるため、制作活動がより一層活性化します。特にインディペンデントアーティストや小規模レーベルにとっては、業界の健全な発展に寄与する重要なステップと言えるでしょう。
2. 手続きの簡易化
「narasu」に登録することで、利用者はマイページで表示される「放送二次使用料分配サービス 利用規約」に同意するだけで利用が開始できます。煩雑な書類や手続きが不要で、面倒な申請作業から解放されます。
3. 完全無料
注目すべきは、サービス利用に一切の費用がかからない点です。登録するだけで、全ての機能にアクセスできるように設計されています。
サービス提供の背景
もともと音楽業界では、レコード製作者が放送や有線で使用される音源からの収益を適切に得ることが難しい状況が続いていました。特に小規模な制作会社やインディペンデントアーティストにとっては、これが大きな障壁となっていました。このような背景から、narasuはこの課題を解決しようと努めてきたのです。
従来の複雑な分配手続きを簡素化することで、全ての音楽制作者が正当な対価を受け取れる環境の整備を目指しています。
今後も「narasu」は、機能の拡充やサービスの改善を進めていき、アーティストが公平に収益を得られる社会作りに貢献していくことでしょう。
narasuの概要
「narasu」は、アーティストが自身の楽曲をSpotifyやApple Musicなどのストアに登録するための代行サービスです。アーティストは無制限に楽曲を配信でき、月額プランと1回払いプランから選択可能です。また、YouTube上での楽曲利用時に収益化を助ける「YouTubeマネタイズサービス」も絶賛提供中です。
詳しい情報や料金プランは、公式サイトをご参照の上、音楽の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。音楽制作者が備えるべき道具として、「narasu」をぜひご活用ください。今後ますますの発展が期待されるサービスです。