TUBE 40周年記念公演とドキュメンタリーの特別放送
日本を代表するロックバンド、TUBEが2025年6月1日に迎えるデビュー40周年を記念して、WOWOWで特別な番組が放送される。この公演はデビューの日に20年ぶりとなるハワイで行われるもので、ライブ映像とドキュメンタリーが融合した内容になっている。番組は7月26日(土)に独占放送販売され、ファンは待ち望んでいたビッグイベントに興奮が高まっている。
ドキュメンタリー番組の魅力
この番組は、TUBEのデビュー40周年を祝う「TUBE 40th Anniversary WOWOW Special Year」の一環として制作されており、7月からは12カ月連続でTUBEの特集が放送される予定だ。その第2弾とされる番組「TUBE 30th SUMMER, the beginning」も8月9日(土)午後3:45に放送され、ファンからの期待が寄せられている。
ハワイ公演のBefore & After
ハワイ公演の直前に、TUBEには開催の危機が迫った。日本時間で5月28日に、渡米ビザの取得ができずに公演が中止になるとのニュースが流れ、ファンは衝撃を受けた。しかし、関係者の尽力により、ビザが無事下り、メンバーは急いでホノルルに飛んだ。現地に到着すると、すぐにリハーサルを行う。しかし、直前のトラブルで多くのスタッフが現地入りできず、メンバーは自ら機材のセッティングにも取り組むこととなった。このような困難を乗り越えた彼らは、デビュー当時の初心を思い出し、パフォーマンスに取り組む。
迫る公演の舞台
ライブが行われる「トム・モファット・ワイキキ・シェル」には、約6000人の観客が集まった。ファン4000人に加え、地元の人々も応援に駆けつけた。現地の花首飾りレイで歓迎されたメンバーが同ステージに立つと、前田亘輝が空に向かって手を挙げ、「ゆずれない夏」の演奏が始まる。その歌詞には、困難を乗り越えた彼らの思いが込められていた。
春畑道哉の卓越したギターソロが、青い空に響き渡る。観客たちの胸には感動が詰まり、初めて自分たちのために「Happy Birthday」を歌う彼らの姿に、観客は大きく心を動かされる。
歴史を感じる楽曲の数々
デビュー40周年という節目に、TUBEは「ベストセラー・サマー」や「憧れのハワイ航路」など、初期の名曲を披露した。これらの楽曲は、キャリアの年輪を感じさせ、特に「憧れのハワイ航路」はかつてハワイを訪れたことがない頃に書かれた作品であり、披露されたことに観客は嬉しさに満ちた。
フラダンサーズのパフォーマンスや、現地ミュージシャンとのコラボレーションを交えて、「SHA LA LA」や「さよならイエスタデイ」など多彩な楽曲を披露。観客が一体となって盛り上がる瞬間が確保された。
特別ゲストとの共演
ライブ中、サプライズゲストとして登場した広瀬香美と共に、新たなポップソング「ロマンス・イン・ザ・サン」を初披露し、6000人の観客が一緒に「冬女王」の大合唱に参加する。最後に演奏された「Keep On Sailin’」が、彼らの想いを胸に刻む今公演の締めくくりとなった。終演後も熱気が冷めやらないなか、日本全国に向けて彼らの新たな40周年ツアーが始まる期待が高まる。
今後の展望
WOWOWで放送されるライブ&ドキュメンタリーでは、バックステージでのエピソードやメンバーの思い、更には貴重な映像を盛り込んだ内容が期待される。ファンは、これを見逃すことなく、彼らの40周年の魅力を存分に楽しむことができるはずだ。この特別な瞬間を、一緒に分かち合いたい。