三次市とSPLYZAが連携し「考える力」を育成する新しいスポーツ教育
2025年4月8日、株式会社SPLYZAと広島県三次市の間で包括連携協定が締結されました。この協定は、スポーツを通じて子どもたちの「考える力」を育成することを目的としており、特に市内の小学校の体育授業にSPLYZAが開発した映像振り返りツール「SPLYZA Teams」を活用することに重きを置いています。
スポーツ教育の重要性
この提携によって、SPLYZAと三次市は、単に身体能力を高めるだけでなく、探究と協働の学びを促進しようとしています。スポーツは、仲間とともに成し遂げる協力的な学習の場であり、また課題の発見と解決を通じて思考力を育む最適な活動であるといえるでしょう。さらに、これを促進することで、地域全体のスポーツ活動の充実が期待されます。
三次市のスポーツ推進計画
三次市長の福岡誠志氏は、「スポーツのまちみよし」として地域のスポーツ活動を推進していることを強調し、学校体育や地域スポーツにSPLYZAの技術を利用することで、競技力向上のみならず、全てのスポーツ参加者が楽しみながら考える力を養えることを期待しています。これは、地域の教育方針に基づく「みよし学びの共創プラン」にも合致しています。
SPLYZAのビジョン
一方、株式会社SPLYZAの代表取締役・土井寛之氏は、今回の連携がスポーツを通じて考える力を育む重要な一歩になると述べています。同社は、アプリケーション開発を通じて「スポーツ教育」を支援しており、特に「課題発見」から「課題解決」までを主体的に行えるツールを提供しています。「SPLYZA Teams」は、すでに30種類以上のスポーツで約900チームに導入され、学校の授業においても利用されている実績があります。
「SPLYZA Teams」とは
SPLYZA Teamsは、映像を振り返ることで、スポーツにおける自己分析をサポートするツールです。これにより、参加者は自分のパフォーマンスを見直し、改善する機会を得ることができます。体育の授業だけでなく、探究授業での活用も増えており、「考える力」を育むための有効な手段として定評があります。
未来に向けた取り組み
この提携を通じてSPLYZAと三次市は、スポーツ教育の質を向上させ、子どもたちが自ら考え行動する力を育むお手伝いをすることを目指しています。このような試みは、日本全体におけるスポーツ教育のあり方に新たな光をもたらすことでしょう。今後もこの協力関係がどのように発展していくのか、引き続き注目していきたいと思います。