大阪発『GROOVE TO BUILD OSAKA』が開く新たな社会実装の扉
都市の未来を考えるとき、私たちはしばしば未来派の技術やアイデアに目を奪われます。しかし、それだけでは実際の生活が豊かになるとは限りません。大阪を拠点に活動する3社が新たに立ち上げたプロジェクト『GROOVE TO BUILD OSAKA』は、技術を実際に日常に活かすための取り組みを進めています。このプロジェクトは、2026年に予定されている1万人規模の都市実証フェス『GROOVE Fes OSAKA』を目指し、技術が生活の一部となる道を歩んで行くものです。
万博の後見える未来の可能性
大阪での万博をきっかけに、多くの先端技術とそれを支える成長が可視化されてきました。しかし、一過性のイベントで終わってしまう技術も多く、その実用化に向けた道筋がまだ見出せていないのが現状です。本プロジェクトは、そうした課題を乗り越え、技術と社会をつなげていくための新たなステージを形成します。万博で示された未来のビジョンを、日常生活の中で試し、使える形で実現していくことを目的としています。
三社の役割と連携
『GROOVE TO BUILD OSAKA』に参画するのは、株式会社ロフトワーク、株式会社802メディアワークス、SAKIGAKEホールディングスの3社です。それぞれが持つ特徴を活かし、技術を文化として根付かせるための力を結集します。
- - ロフトワークは、技術を人々の心に響く体験に変える「編集・実装力」を持つ企業で、市民と密につながりながら新しい価値を生み出すことを目指しています。
- - 802メディアワークスは、街中にインパクトを与える「発信力」を駆使し、様々なイベントやプロモーションを展開していきます。
- - SAKIGAKEホールディングスは、行政や地域と連携を図り、技術が日常生活に溶け込むための「調整・連携力」を発揮します。
これらの強みを持つ3社が一つのチームとして協力し、大阪を「技術が展示される街」から「日常的に新たな価値が生まれる街」へと進化させていくのです。
プロジェクトの核:4つの柱
本プロジェクトには、アイデアを実現化し、街に取り入れるための4つの機能が用意されています。
1.
GROOVE PoC(実証支援): 大阪の都市空間を使った実証実験に最大800万円の資金支援を行い、リアルな運用データを収集。
2.
GROOVE Co-Creation(マッチング): 新技術やアイデアと地域の町工場を結びつけ、具体的な製品を生み出します。
3.
GROOVE Acceleration(伴走): ビジネスモデルの構築を支援し、国際的な展示会への出展も見据えたサポート。
4.
GROOVE Hub(拠点運営): 南森町に設ける拠点で、クリエイターたちがアイデアを即座に試作できる環境を整えます。
2026年秋の都市実証フェス
2026年秋には、うめきたエリアなどを舞台に『GROOVE Fes OSAKA』が開催されます。このフェスは「テクノロジー × 音楽 × カルチャー」が交わる新しい形態の都市実証を目指し、FM802やFM COCOLOとの連動企画も行われます。人々の日常の中に技術がどのように受け入れられるのか、その可能性を試す場となるでしょう。
行動の促進と参画パートナーの募集
『GROOVE TO BUILD OSAKA』では、未来に向けたパートナーとなる企業や団体を募集しています。これに参加することで、自社技術の社会実装を図る企業や、協賛やリソース提供を通じてこの動きに関与したい企業にとって、新たな価値創造の仲間となる絶好の機会です。
メッセージ
ロフトワークの上ノ薗氏は、万博を通じて得た技術や人々の力を持続可能な形で社会に活かしていく姿勢を強調します。802メディアワークの中川氏は、このプロジェクトが持続的な成長の原動力となることを目指しています。そして、SAKIGAKEホールディングスの宮崎氏は、技術を生活に活かし、新たなイノベーションを導くための挑戦を続ける意義を示しています。
結論
『GROOVE TO BUILD OSAKA』は、大阪市の中心部で未来を実現するための一歩を踏み出す画期的なプロジェクトです。この動きを通じて、社会と技術が融合した新たなライフスタイルの創出に向けた期待が高まります。大阪発のイノベーションが、世界に向けて新しい価値を発信する日も近いでしょう。