新たな卓球観戦の形
卓球ファンの皆さんに朗報です。2025-2026シーズンのTリーグ公式戦が、特別な技術を用いて新たな観戦体験を提案します。それは、音を振動と光に変換して、体感することができるデバイス「Ontenna(オンテナ)」の活用です。このデバイスを使って、札幌市帯広で行われる試合を観戦する機会が登場しました。
Ontennaの特徴
Ontennaは、髪の毛や耳たぶ、さらには袖口などに身につけることで、音の特徴を身体で感じることができます。卓球台に設置されたマイクが集音した音をリアルタイムで複数のOntennaに伝え、振動させることで、これまで味わえなかった打球の強さやリズムを体験できるのです。特に、この体験はろう・難聴者の方々に向けて開発されたものでありながら、聴者にも有意義な体験を提供します。
実証実験に参加しよう
実証実験は、9月20日(土)と21日(日)の二日間、よつ葉アリーナ十勝で開催されます。試合はそれぞれ14:00から始まり、試合後にはアンケートへの回答もお願いされます。今回の実験では、ろう・難聴者と聴者の体験の違いを探ることを目的にしており、合計30名の参加者を募集しています。
注意点
参加者は、観戦チケットを別途購入する必要があります。チケットをお持ちでない方は、2階自由席を購入することができ、その座席で参加者同士がまとまるようになります。なお、事前の申込が必要で、アンケートに協力できることが前提となります。18歳未満の方には保護者の同意が求められます。
共有の未来へ
本実証実験は、富士通株式会社と順天堂大学の共同研究によるもので、ろう・難聴者と聴者が共に楽しめる未来を目指しています。Tリーグはこの取り組みを通じて、卓球を愛するすべての人をつなぎ、社会の多様性を豊かにすることを目指しています。
参加希望の方は、公式サイトから申し込みを行ってください。この機会に、新たな卓球観戦の体験を共有し、観戦の未来を一緒に考えてみましょう。