ラグビーチームLeRIRO福岡とフードロス削減
福岡県うきは市に拠点を置くリーグワン所属のラグビーチーム、LeRIRO福岡が新たな取り組みを発表しました。パートナーとして参加するのは、フードロス削減に特化した無人販売機『ZERO BOX』を運営するZERO株式会社と、その支援を行うパーソルビジネスプロセスデザイン株式会社です。この3社の連携によって、地域内外のフードロスの削減および災害時のインフラ整備を目指すプロジェクトが始動します。
フードロス問題への取り組み
LeRIRO福岡は、スポーツチームの影響力を活用し、地域住民やファンにフードロス問題への理解を深めてもらうための活動を行います。具体的には、ホームゲームを通じてフードロス削減商品のサンプリング配布を実施し、地域資源の有効活用と地産地消を推進します。この取り組みでは、うきは市で生産された農産物や流通が難しくなった食品を『ZERO BOX』を介して再流通させることにより、地域経済の活性化も図ろうとしています。
ZERO BOXの役割
『ZERO BOX』は、フードロスの削減だけでなく、災害発生時に非常食や衛生用品の供給インフラとしても機能するため、その多機能性が注目されています。平時から災害時まで利用可能なこのシステムは、地域社会のレジリエンス強化に貢献することが期待されています。
プロジェクト発表イベント
この取り組みのスタートを告げるイベントが2025年5月4日に久留米総合スポーツセンター陸上競技場で開催されます。この日に行われるのは、NTTジャパンラグビーリーグワンの試合、マツダスカイアクティブズ広島戦です。試合観戦者にはフードロス削減商品を配布するとともに、LeRIRO福岡オリジナルデザインの『ZERO BOX』の初披露も行われます。
LeRIRO福岡の使命
LeRIRO福岡は、九州で唯一の独立系ラグビーチームとして、地域のスポーツ文化を支え、地域の魅力を発信する企業です。設立からの数年で、彼らは地域貢献活動を展開し、地域商社としての機能も持っています。これにより、地域の観光資源や教育資源を活用し、地域経済を活性化するためのビジョンを掲げています。
企業の社会的責任
パーソルビジネスプロセスデザインは、企業や組織の成長を支える専門企業としての役割を果たしており、持続可能な社会の実現に貢献しています。彼らの取り組みは、地域の雇用促進やSDGs達成にも関連しており、広範な影響を持っています。
厳しさを乗り越え新たな未来へ
フードロス削減に向けた取り組みは、社会的に重要な課題です。LeRIRO福岡とそのパートナー企業の努力により、地元の食材を通じた地域振興と共に、環境保護の一翼を担うことが期待できるでしょう。このコラボレーションが成功し、地域社会全体に広がることを願います。
このプロジェクトは、単なるフードロスの削減に留まらず、地域コミュニティの結束を強め、持続可能な未来に貢献する大きな一歩となるでしょう。地域の人々が一丸となって、フードロス削減に参画する様子を想起させる新たな試みの始まりです。