JUNSHIN SPORTS CLUBの中学生が社会貢献活動に取り組む
静岡県藤枝市にあるJUNSHIN SPORTS CLUB(以下JSC)の中学1、2年生の女子サッカー選手たちが、この度認定NPO法人REAM WORLD(以下、レアーレワールド)の社会貢献プロジェクトに関与しました。この活動は、一般の人々に物資を届けるだけでなく、寄付という行動を通じて自身の成長や社会の変化を促すことを目指しています。
レアーレワールドは、静岡県伊東市に拠点を構え、社会貢献を行う機会を提供しています。特に「ワールドフレンズプロジェクト」や「コーヒープロジェクト」は、その代表的な取り組みであり、教育や雇用の機会を得ることが難しい地域への支援を行っています。
子どもたちに届けられるシューズとサッカーグッズ
ワールドフレンズプロジェクトでは、中学生たちが持ち寄った使用可能なシューズやサッカーボール、ユニフォームを、ネパールやケニア、エチオピアなどの途上国に送り届ける活動が行われています。この活動の一環として、JSCの選手たちは、今年も昨年に引き続き、靴13足を寄付しました。選手たちは「私たちの行動が、ネパールの人々を少しでも幸せにできたら嬉しい」と語っています。
今回は寄付品を届けるための費用を自らの手で生むべく、コーヒー販売にも挑戦しました。JSCの選手たちは、昨年の経験を活かして、計300個のネパール産コーヒーのドリップパックを販売。宣伝用のチラシや看板を制作し、販売に至るまでのプロセスを重ね、見事に完売することができました。
成長する中学生たち
参加した選手たちは、「初めての接客にドキドキしたが、きちんと対応できて嬉しかった。しかし、英語が話せる方に対して対応がうまくできず、今後の課題としたい」という感想を残しました。また、「『自分には何ができるのか?』を考える良い機会になった」と自己成長を感じた様子が伺えます。選手たちの間でのコミュニケーションも深まり、協力して目的を達成する重要性を実感したようです。
「全員が楽しく全力で取り組んだからこそ、全て売ることができたと思います」と振り返る選手の姿からは、成長を実感しながら今日の活動へ向けた熱意が伝わってきました。
単なる寄付ではなく、意識の変革
レアーレワールドの目指すところは、人々の意識を変えることであり、寄付行為をただの物品の移動に留めることではありません。生活環境が異なる中での自分自身の存在意義を感じることによって、より多くの人々へ貢献できると信じています。
このような活動の中で、私たちは寄付を学びとして活用できる機会を持ち、様々な現状を知ることができます。メンバー同士が協力し、互いに励まし合いながら成長する姿には、見ている私たちも心が温まります。社会貢献活動の場として、今後も多くの人に参加してもらえることを期待しています。
「自分の行動が他者に影響を与えることを実感した」と選手たちが触れたように、JSCの取り組みからは中学生たちの未来を輝かせる力が感じられます。しっかりと準備し、チームで協力して活動することで、彼女たちの社会に対する理解も深まったこと思います。
参加を希望する方は、レアーレワールドのプロジェクトやボランティア活動にぜひご参加を。新たな気づきや学びが待っています。