明かされる神秘の物語:ミュージカル『LAZARUS』
デヴィッド・ボウイの楽曲が全編に渡って使用されたミュージカル『LAZARUS』が、ついに日本で上演されることが発表されました!この作品は、オフ・ブロードウェイでの成功を経て、2025年の5月と6月に神奈川と大阪で公演される予定です。ボウイの音楽を愛する人々にとって、この日本初上陸は待望のイベントとなることでしょう。
このミュージカルは、1976年に公開された映画『地球に落ちて来た男』の続編的な位置付けです。その物語は、故郷に戻ることができない宇宙人のニュートンが幽霊のように現れた少女と出会い、自身の運命を見つけ出す過程を描いています。この設定は、ボウイらしい謎と魅力に満ち溢れています。
公演の詳細と熱い意気込み
主演には、ロックバンドSOPHIAのボーカリストで俳優としても活躍する松岡充が抜擢されました。松岡はこの役柄について、「自分がロックスターになりたいと思ったきっかけがボウイだった」と述べており、このオファーが来たことに感激しています。彼の音楽デビューから30年、演技デビューから20年というキャリアの集大成とも言える今回の舞台には、大きな期待が寄せられています。観客には、ぜひ劇場でその瞬間を体験してもらいたいと強調しています。
一方、演出を手掛ける白井晃は、自身がエンダ・ウォルシュの作品に携わるのは4回目であり、その魅力的な世界観に惹かれて今回の公演に挑むと語っています。ボウイの作品の特性に留意しながら、彼が描いた物語の深みをしっかりと表現することに力を入れると力強く宣言しています。ボウイの楽曲とともに、日本版『LAZARUS』がどのように昇華されるのか、興味は尽きません。
ボウイの音楽とエンダ・ウォルシュの脚本
デヴィッド・ボウイは、グラムロックの先駆者として知られ、その影響力は音楽界にとどまらずアートやファッションにも波及しました。『LAZARUS』では、彼の遺作とも言われる音楽が全曲使用されており、作品との相乗効果を生むことでしょう。世界中で愛されてきたボウイの楽曲が、どのようにドラマと結びつくのかは見逃せません。
一方、脚本を手掛けるエンダ・ウォルシュは、現代社会の孤独や疎外感をテーマにした作品が多く、独特の世界観を持つ劇作家です。彼の手による脚本がボウイの音楽と絡み合うことで、観客は新たな視点で物語を楽しむことができるでしょう。
最後に
公演は、KAAT神奈川芸術劇場ホールとフェスティバルホールで行われる予定であり、詳細は後日発表される予定です。公式ウェブサイトやSNSを通じての情報更新も注目してください。『LAZARUS』の日本初上陸を、心待ちにしているファンは多いことでしょう。世界中で支持されるこの作品が、日本の舞台でどのように表現されるのか、期待と興奮が高まります。