バレエの美神、愛知での開催が待望される
今年の10月31日から11月5日までの間、東京、大阪、愛知にて開催される待望のバレエ公演「Ballet Muses -バレエの美神2025-」。この公演は、過去99年の歴史を持つ「バレエの美神」シリーズの第6回目となり、愛知県では初めての開催を迎えます。
今回の公演では、世界的に活躍するダンサーたちが集結しており、その中には、ベルリン国立バレエのプリンシパル、佐々晴香さんが唯一の日本人ダンサーとして出演します。公演に向けて、芸術監督の唐津絵理さんとの特別対談が実施され、海外と日本における舞台鑑賞の概念や、ダンスの表現の幅について語り合いました。
公演情報とチケットの詳細
「Ballet Muses -バレエの美神2025-」の公演は以下の日程で行われます:
- - 10月31日(金) 19:00 - 東京国際フォーラム (有楽町) ホールC
- - 11月1日(土) 13:00/17:00 - 東京国際フォーラム (有楽町) ホールC
- - 11月3日(月・祝) 14:00 - 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
- - 11月5日(水) 19:00 - 愛知県芸術劇場 大ホール
チケット料金は、SS席が22,000円からC席が8,000円からの設定となっています。公演に関する問い合わせは光藍社チケットセンター (050-3776-6184) までお電話ください。
特別対談:佐々晴香と唐津絵理
公演を記念して行われた特別対談では、佐々晴香さんが海外でのバレエの現状、日本との違いについて語りました。ベルリンでは、コンテンポラリーとクラシックバレエが融合した多彩なレパートリーが評判となっており、幅広い観客層が楽しむことができる環境が整っています。
佐々さんは「私がいるベルリンでは、コンテンポラリー作品とクラシックバレエが同時に上演されることが多く、観客もそれにあわせて楽しんでいます。日本では古典バレエが多く取り上げられますが、新しいものに挑戦する姿勢がもっとあればと感じています」と述べます。
一方で唐津さんは、日本の観客の真面目な姿勢を評価しつつも、「もう少し肩の力を抜いて楽しんでほしい」との思いを語りました。観客が作品の意味を追求する姿勢は素晴らしいが、新しい視点を持って観ることで、より豊かな鑑賞体験になるとのことです。
注目の演目と出演者について
今回の公演は、様々な振付や演目が用意されています。
- - 「ドン・キホーテ」
- - 「白鳥の湖」
- - 「ジゼル」
など、名作バレエの数々が上演されます。また、佐々晴香さんのパートナー、ダヴィッド・ソアレスとの共演も注目です。
海外ダンサーとの交流
公演に向け、佐々さんは様々な振付家とリハーサルを行っています。特にスウェーデン王立バレエ時代からのコーチングの経験や、著名な振付家との共同作業が、彼女のダンスにさらなる深みを与えています。特に、個々のダンサーによって振付を調整したり、その身体に最適化された動きが生み出される過程は非常に重要だと語ります。
結び
バレエを鑑賞することはただの観劇ではなく、新しい世界を体験することができる機会です。特に「Ballet Muses -バレエの美神2025-」は、国際的に活躍するダンサーによる多様な作品で、新たな感動を提供してくれることでしょう。ぜひ、この貴重な公演を観に、会場に足を運んでみてください。