日本代表・ラフティングチームテイケイ優勝の快挙
2025年11月にマレーシアで行われたIRF(国際ラフティング連盟)世界ラフティング選手権で、日本の「ラフティングチーム・テイケイ」がオープン男子部門の総合優勝を達成しました。これにより、チームは世界中の強豪を抑えて栄光の栄冠を手にしました。
世界大会の舞台
参加国は21カ国、65チームに及び、競技は「短距離タイムレース(スプリント)」「2カ国同時スタートのトーナメント戦(H2H)」「固定ゲートでのタイム競技(スラローム)」「激流を下る長距離タイムレース(ダウンリバー)」の4種目で行われました。チーム総合得点で順位が決まるこの大会で、日本チームの活躍は注目されました。
初戦からの激闘
初日のスプリントで、日本チームは2位のブラジルと僅か0.6秒差で見事に1位を獲得。そのまま調子に乗り、2日目のH2Hでは順調に勝ち進みましたが、決勝ではブラジルに敗れ、惜しくも2位に終わりました。3日目のスラロームでは激しい水流の増加というハプニングもありましたが、それをものともせず2位に7秒差をつけて圧勝。最終日のダウンリバーでもトップでゴールを切り、総合優勝につなげました。
中野キャプテンと浅野監督のコメント
チームキャプテンの中野晶良(33歳)は、「IRFの世界大会での優勝は2011年のコスタリカ大会以来。2023年のWRFイタリア大会での優勝はありましたが、ライバルであるブラジルが不在だったため、今回彼らと戦い勝利できたことが本当に嬉しい」とコメントしました。また、「チーム全員の気迫を込めた漕ぎがこの素晴らしい結果をもたらした」と、選手たちの団結力の高さを強調しました。
一方、監督の浅野重人(51歳)は、「日本の底力を示し、とても誇らしい気持ちだ」と、選手たちの活躍を称賛しました。
悲願の優勝を掴み取った「チーム・テイケイ」
ブラジルという長年のライバルを相手に勝利を収めた「ラフティングチーム・テイケイ」は、真の世界一を(ついに)掴み取りました。この勝利は、世界中のラフティングファンの心にも刻まれることでしょう。
ファンの応援に感謝しつつ、チームは10日に凱旋帰国する予定です。チーム・テイケイの熱い戦いは、これからも続いていくことでしょう。