陸上自衛隊「令和7年度 富士総合火力演習」でのドローン空撮
2025年6月8日に実施される陸上自衛隊の「令和7年度 富士総合火力演習」において、一般社団法人国際ドローン協会(以下「IDA」)が新たに導入した空撮技術を実演します。IDAは5機のドローンを利用して、演習の臨場感あふれる映像を撮影し、それをリアルタイムで会場外の人々にも配信する予定です。これにより、ドローンの革新的な使い方が前面に出ることでしょう。
富士総合火力演習は、陸上自衛隊が展開する最大の射撃訓練であるため、多くの関係者だけでなく一般市民の注目も集めています。IDAはこれまでも自衛隊の支援活動として、訓練参加や資格取得支援、技術講習を行ってきました。そのため、ドローンを使った新たな防衛支援の形を示すこの取り組みは非常に意義深いものです。
新明工業との共同開発
さらに今回の演習では、IDAが新明工業株式会社と共同で開発している「DOCK搭載型ドローンポーター」の試験運用も予定されています。このポーターは専用DOCKを2機搭載し、ドローンの自動発着を可能にします。そして移動しながら様々な業務—例えば2Dおよび3Dの測量や巡回、警備、監視など—を支援する最新技術を搭載しています。
特筆すべきは、DOCKから自動で離発着し、さらに充電も行う機体の操縦が、オペレーションブースから可能な点です。ここでデータ収集や解析も行えます。ドローンと車両はLTE回線により常に接続されているため、車両からだけでなく遠隔地からのコントロールも実現できるのです。また、データはクラウドに即時にアップロードされ、リアルタイムでの解析やマップの構築が行えます。これにより、スピーディーかつ効率的な情報共有が推進されるのです。
今後の展望と発表会
国際ドローン協会はこのドローンポーターを今後、千葉県東庄町にて本格運用し、その効果を発揮させる予定です。特に、広大な農地の測量支援や警備活動における省力化、効率化の寄与が期待されています。加えて、ドローンポーターの正式リリースに先立ち、発表会を開催する予定であり、報道関係者や関係機関を招待したイベントも計画されています。
この新型ドローンポーターのデモンストレーションを通じて、その特性や可能性を広くお伝えする機会となるでしょう。発表会の日程は追って通知される予定ですので、関心のある自治体や団体、企業は国際ドローン協会に問い合わせてみると良いでしょう。
問い合わせ先
所在地:東京都江東区青海2丁目7-4 the SOHO 917
広報担当:有馬
TEL: 03-6770-8082
E-mail:info@ida-drone.com
国際ドローン協会は、「ドローンを通じて関わる人の人生を豊かにする」ことを目的に、空撮業務を含む様々なサービスを展開しています。ドローンの安全で効率的な活用を進め、次世代技術の導入を通じて地域社会の発展に寄与することを目指しています。詳細については、当協会のホームページをご覧ください。