世界最高峰の3x3バスケットボールが宇都宮に再び集結！情熱の決勝戦を振り返る

宇都宮で開催されたFIBA 3x3 World Tour Utsunomiya Opener 2025

2025年4月25日から27日、宇都宮市にて「FIBA 3x3 World Tour Utsunomiya Opener 2025」が開催されました。この大会は、3x3バスケットボール世界最高峰の舞台であり、今回で4年連続の宇都宮開催となります。約8万人の観衆が詰めかけ、熱い戦いの幕が開けました。

4年連続の宇都宮開催

昨年のパリ五輪で金メダルを獲得したオランダのAMSTERDAMをはじめ、銀メダルのフランス・TOULOUSE、銅メダルのリトアニア・RAUDONDVARISなど、オリンピックメダリストが集結しました。また、昨年の宇都宮オープナーを制したアメリカのMIAMIや、絶対王者セルビアのUBなど、世界の強豪チームが一堂に会し、期待感が高まります。地元宇都宮のUTSUNOMIYA（UTSUNOMIYA BREX.EXE）も参戦し、多くのファンの応援を受けながら戦いました。

開幕戦の行程

開幕日である4月25日には、晴天の中でオープニングセレモニーが行われ、大会の開始を祝いました。翌日26日には、クラブチーム世界一を決める壮絶なオープナーが始まり、予選ラウンドが展開されました。特に注目を集めたのは、決勝トーナメントに残った8チームによる激しい戦いです。

ハイレベルな決勝戦

決勝戦では、なんと金メダリストAMSTERDAMと、昨年の優勝チームMIAMIが激突しました。試合は両者が一歩も譲らない接戦が続き、ミッチ・ハーンが著しい活躍を見せました。残り4分を切ったところから、彼の連続得点によってMIAMIが一気にリードを広げ、勝利を手にしました。この試合が決定的な瞬間となり、最終スコアはMIAMIの勝利で終了。

MVPに輝いたミッチ・ハーン

大会最優秀選手（MVP）に選ばれたのは、MIAMIのミッチ・ハーン。この選手は全試合で目覚ましい成績を残し、得点ランキングでも2位に入る活躍を見せました。予選グループでは、UTSUNOMIYA戦で10分の試合で8得点5リバウンドを記録し、本大会を通じて合計30得点を挙げるなど、チームの中心的存在としての実力を証明しました。

3x3に触れるイベントも同時開催

大会期間中、宇都宮市内の宮みらいライトヒルとライトキューブでも3x3関連イベントが行われ、一般の方々にも楽しんでもらう機会が提供されました。「3x3 Fan Fest」や「3x3 Jr CUP」など、様々なプログラムが準備され、地域全体が3x3の熱気で包まれました。

地元チームの挑戦

地元宇都宮を代表するUTSUNOMIYAは、新チームで壮行し、初戦で強豪MIAMIと対戦。好スタートを切るも、最終的には敗退することになりました。しかし、彼らの健闘に会場は惜しみない声援を送ったのです。加えて、日本の若い選手たちが活躍する様子も印象的で、未来への希望を感じさせる場面も多数ありました。

期待される未来の大会

「Utsonomiya Opener」は2028年まで毎年開催されることが決定しており、次回以降のさらなる盛り上がりが期待されます。地域と選手たちが一体となり、バスケットボールの魅力を再発見する機会となったこの大会。未来への弾みをつけるイベントであったことは間違いありません。次回の大会にも大いに期待がかかります。