名古屋の新たなヒーロー『リードくん体操』誕生秘話とその魅力

名古屋のスポーツシーンで活躍するファイティングイーグルス名古屋が、このたび新たなコンテンツ『リードくん体操』を発表した。これは、彼らの公式マスコットキャラクターであるリードくんをテーマにした体操で、名古屋の専門学校とのコラボレーションから誕生したものである。これにより、ファイティングイーグルス名古屋は地域社会との絆を一層深めることを狙っている。

産学連携の背景

FE名古屋は、名古屋スクールオブミュージック＆ダンス専門学校（NSM）および名古屋デザイン＆テクノロジー専門学校（名古屋テック）との共同プロジェクトとしてこの体操を制作した。この取り組みは、学生たちが学びの成果を実際のプロジェクトで生かす貴重な機会となり、同時に地域に新しい文化コンテンツを提供するという目的も果たすものとされている。

実際に楽曲制作や振付、プロモーションビデオの制作を担当したのは、NSMと名古屋テックの学生たちだ。楽曲は「元気」や「パワー」というテーマで構成され、作詞・作曲を手掛けた籠橋享太朗さんは、自らもファイティングイーグルス名古屋の応援ソングとして、多くの人々に支えとなる歌を目指して仕上げた。シンプルでキャッチーなメロディに、ポジティブなメッセージが込められており、幅広い世代に楽しんでもらえるよう工夫がなされている。

振付の技巧

体操の振付は、伊藤南美さんをはじめとするダンス専攻の学生によって制作された。子どもから大人まで共に楽しくできることを大切にし、リードくんらしい動きを取り入れることで、見ている人々を楽しく踊らせる要素が盛り込まれている。また、振付の制作過程は試行錯誤の連続であり、特に「難しすぎず、簡単すぎない」動きを見つけることが大きな課題となった。実際にFE名古屋のメンバーからアドバイスを受けながら、逐次改善していく中で多くの学びがあったという。

プロモーション映像の制作

また、映像制作を担当した名古屋テックの学生たちは、視聴者が思わず引きつけられるようなプロモーション動画の制作を目指した。これまでにない本格的な映像制作は多くの学生にとって新しい挑戦であり、機材の設置や本番での段取りがスムーズに進まない場面もあった。しかし、周囲のサポートにより、最後までやり抜いたことで、充実感と達成感を実感したという。

お披露目会

この『リードくん体操』は、11月16日（日）に名古屋市枇杷島スポーツセンターで開催されるファイティングイーグルス名古屋のホームゲーム「ファイティングイーグルス名古屋 vs 群馬クレインサンダーズ」のハーフタイムにお披露目される予定だ。約50名が参加し、楽しいダンスパフォーマンスが行われる。

このプロジェクトは、単なる運動を超えて、ファイティングイーグルス名古屋と名古屋の地域社会との結びつきを強化する重要な役割を果たすものだ。今後もこのような産学連携による新たな取り組みが期待される。学生たちにとっても非常に貴重な体験となり、さらなる成長の糧となるだろう。彼らの努力によって生まれた『リードくん体操』は、未来への第一歩を象徴するものとなるに違いない。