KGモーターズとミツバ、技術連携を深化
KGモーターズ株式会社(以下、KGモーターズ)は、株式会社ミツバ(以下、ミツバ)との技術協力をさらに強化するために、出資を受け入れることを発表しました。両社の共同プロジェクトである小型モビリティ「mibot(ミボット)」の駆動システムにおける技術が向上し、実用化が進むことが期待されています。
新たな移動の在り方「mibot」
「mibot」は「今日より明日が良くなる未来を創る」というビジョンのもとに開発された、一人乗りの小型電動ミニカーです。このプロダクトは、日常の移動を効率化することを目的としており、特に都市部での短距離移動に適しています。KGモーターズはmibotの設計初期からミツバと協業し、モーターの設計や評価・試験も行ってきました。これまでに試作を経て、初期顧客への納車や法人での実証実験(PoC)が進行しています。
技術的な進展と課題
mibotは原付ミニカー規格に準拠しており、出力の制限がある中での走行性能が求められています。具体的には、登坂性能や加速性能、最高速といった要素が求められますが、これらは相互にトレードオフの関係にあります。そのため、KGモーターズとミツバは、既存のEVとは異なる新たなアプローチでモーターの設計と制御を進めています。特に、ミツバの駆動モーター「MA01」を基にした特注のモーター設計が進行中で、今後は量産段階で得られるデータを活かし、さらなる進化を遂げる見込みです。
リーダーシップの声
代表取締役CEOの楠一成氏は「mibotは限られた出力の中で高い走行性能とコストを両立させる難易度の高いプロダクトです」と説明。ミツバとのパートナーシップによる技術のさらなる磨き上げに大きな意義を感じていると語っています。
一方、ミツバの代表取締役社長・日野貞実氏は「KGモーターズの専門知識と当社のモーター技術を融合させることが、地域社会の移動課題解決や脱炭素社会の実現につながる」と期待を寄せています。
「mibot」のスペックと特徴
「mibot」は、全長2,485mm、全幅1,140mm、全高1,470mm、車両重量約470kgのスリムなボディが特徴です。日常の短距離移動を効率的に支えるためにデザインされ、航続距離は約100km(メーカー公表値)を誇ります。また、冷暖房を搭載し、快適な移動を実現しています。
ミツバの駆動モーター「MA01」
ミツバが提供する「MA01」は小型二輪車および小型モビリティ向けのインナーローター式駆動モーターです。このモーターは高効率設計が施されており、自然空冷の設計により車両構成の簡素化も可能にしています。
さいごに
出資を受け入れることで、KGモーターズとミツバは新しい移動の未来を創造するため緊密に連携を続けていきます。実使用データをもとに、ユーザーにとってより快適な移動体験を提供するための努力を続けていくことでしょう。将来に向けた小型モビリティの進化に、今後も注目が集まります。