音楽出版社向け新クラウド「Virco」登場
株式会社NexToneシステムズが、音楽出版社向けに新しいクラウドサービス「Virco」(ヴィルコ)の提供を発表しました。2025年10月からスタートするこのサービスは、著作権管理業務をデジタルトランスフォーメーション(DX)化し、運用の効率性と透明性を大幅に向上させることを目的としています。
音楽出版社と著作権管理の現状
近年、音楽配信市場の拡大に伴い、著作権使用料の管理と分配業務の複雑さが増しています。膨大なデータが生成され、精密な権利管理が求められる一方で、業務の負担は増加の一途をたどっています。それにより、効率的で透明性の高い管理手法が必要とされていました。そこで、NexToneシステムズは、自社の持つ権利処理システムの開発ノウハウを生かし、音楽出版社の業務負担軽減に特化した新サービス「Virco」を開発しました。
Vircoの主な特長
「Virco」は、音楽出版社の業務が抱える課題を解決するために設計されています。特に以下の三点が大きな特長です:
1. 業務効率化
「Virco」には、インテリジェントな処理エンジンが搭載されており、大量データの集計や分配計算を高速で行うことができます。この機能により、煩雑な計算処理の時間を大幅に短縮し、各社の固有の運用スタイルに合わせた柔軟な業務フローも設計可能です。また、他のシステムとのスムーズな連携を実現するための一括取り込み機能も備えています。
2. 高い透明性
著作権者が分配明細を確認できる専用のWebページを提供し、分配明細の透明性を確保しています。また、サブパブリッシャー契約に対応した契約管理機能や、柔軟な分配率の設定も可能です。ユーザーごとにアクセス権限を設定できる機能が用意され、データの変更履歴も保存されるため、セキュリティ面でも安心です。
3. スケーラブルな料金体系
クラウド型のサービスとして提供されるため、初期投資を抑えることができ、データ量や利用規模に応じたリーズナブルな料金体系が採用されています。さらに、利用者のニーズに応じた機能のカスタマイズも可能です。
導入支援とサポート体制
NexToneシステムズでは、他社製品からのデータ移行を全面的にサポートする体制を整えており、現在使用中のシステムとの分配明細比較レポートを提供し、納得いただけるデータ移行を実現します。
今後の展開と音楽文化への貢献
「Virco」は、大小問わずすべての音楽出版社に安心して利用していただけるプラットフォームを目指しています。定期的にオンライン説明会を開催し、幅広い音楽出版社へのサービス提供に力を入れています。今後も音楽出版社が創作活動に専念できる環境を整え、音楽文化の発展に寄与してまいります。
興味のある方は、
サービス紹介サイトや
オンライン説明会お申し込みフォームをぜひご覧ください。