BASARAとkamineが連携した里山清掃活動で環境保護を推進

BASARAとkamineが推進する里山清掃活動

7月21日、祝日の海の日に、FC BASARA HYOGOの小学生チームが行った里山の清掃活動についてご紹介します。この活動は、環境への意識を高めることを目的とし、BVG（Basara Village Green）周辺のゴミを回収しました。この取り組みは特に海洋プラスチック問題に対する解決策の一環として重要な意義を持っています。

海洋プラスチック問題の現状

毎年、海にはなんと1,100万トン以上のプラスチックごみが流れ込んでいます。ただし、その多くは海に直接捨てられたものではなく、都市や山から上流を通って流れ込むものがほとんどです。つまり、海へのごみの流出を防ぐためには、上流、つまり里山の清掃が欠かせないのです。私たちの活動は、これらのごみが海に到達するのを防ぎ、結果としてマイクロプラスチック削減にも寄与します。

ゴミの流出経路

一般的に想像されがちな「海に捨てられたゴミ」が問題の根源と思われがちですが、実は海洋プラスチックごみの約70％から80％は里山や街中から発生しています。このゴミはどのようにして海に達し、マイクロプラスチックへと変わるのでしょうか？

1. 雨や風による流出: 山中に放置されたゴミが、雨や風の影響を受けて側溝や小川へと流出します。

2. 河川を経由: 小川で収集されたごみは、やがて大河を通って海へと運ばれます。

3. 劣化と破砕: 河川下流での物理的な力や、海に達した後の日光や波の影響で、プラスチックは徐々に劣化し、小さな破片へと変わっていきます。この5ミリメートル以下の微小なプラスチック片が、マイクロプラスチックとして認識されています。

4. 海洋への流入: 最終的には、川から海へ流れ込み、深刻な海洋プラスチック問題を引き起こします。

このように、山や街での清掃活動は、これらのプラスチックごみが海に流れ込むリスクを大幅に減少させることができるのです。私たちBASARAの小学生チームが地域の清掃活動を通じて、次世代の子どもたちに環境への関心を促し、ゴミのポイ捨てや不法投棄への意識を高める機会になればと考えています。

地域貢献の重要性

活動にご協力いただいたカミネ様にも心から感謝申し上げます。地域の環境保全は私たち一人一人の責任であり、未来のために持続可能な方法で行動することが求められています。BASARAは、こうしたプロジェクトを通じて地域の人々と連携しながら、環境保護の意識を広めていきます。私たちが行う小さな行動が、明るい未来を作る一歩となるはずです。今後も継続的に活動していく予定ですので、ぜひご注目ください！