次世代宇宙バイザー
2025-07-14 11:22:22

オークリーとアクシオム・スペースが新しい宇宙バイザーシステムを発表

オークリーとアクシオム・スペースによる宇宙バイザーシステム



オークリー(Oakley)の創立50周年に際し、アクシオム・スペース(Axiom Space)との連携が正式に発表されました。この新たな取り組みは、次世代の宇宙服「AxEMU(Axiom Extravehicular Mobility Unit)」のバイザーシステムに関するもので、NASAのアルテミスIIIミッションにおいて、月面での探査を行う宇宙飛行士たちをサポートします。

歴史的なコラボレーション



アクシオム・スペースとオークリーのコラボレーションは、両社が異なる分野で培ってきた技術を融合させ、まさに誰もが期待する技術革新を生み出すことでしょう。月の南極探査は、50年ぶりに宇宙飛行士が月面を歩く機会を提供する重要なミッションです。宇宙という極限の環境において、オークリーはそのキャリアの中で発展させてきた技術を生かして、宇宙飛行士たちに必要な安全性と視界の明瞭さを提供します。

オークリーはこれまで、雪山や照りつける太陽の下での過酷な環境に対応するアイウェアを開発してきた実績があります。そして、ついにその革新が最も厳しい環境である宇宙へと進出するのです。オークリーの高度な光学技術は、宇宙飛行士たちがこれまで以上に確かな視野を確保し、障害を克服する手助けをします。

最先端のバイザーシステム



この次世代バイザーシステムは、宇宙の厳しい視覚環境がもたらすさまざまな困難に直面するために設計されました。宇宙では光の屈折の様子が地球とは異なり、その影はより深く感じられます。そのため、特異な光環境に適応する必要があります。このバイザーシステムは、宇宙飛行士の目を保護しつつも、明瞭な視界を確保するためのいくつかの特徴を備えています。

  • - スライド式2層構造のバイザー: 調整可能な保護機能を提供。
  • - 反射性のゴールドコーティング: 過酷な光環境に対応。
  • - 視認性向上のための調整機能: 強い日差し下でも適切な視界を実現。
  • - ヘイズ(かすみ)低減: 明瞭な視界を確保。
  • - 耐傷コーティング: 月面の塵から保護。

アクシオム・スペースの宇宙飛行士である若田光一氏は、「宇宙では太陽の光が非常に強烈で、目を守るために優れたバイザーシステムが必要です」と語っています。彼の言葉にあるように、このバイザーシステムは宇宙という極限の環境での任務を安全に遂行できるように設計されています。

未来を見据えた革新



アクシオム・スペースのラッセル・ラルストン氏は、「オークリーとの共同開発は、私たちの宇宙服設計に大きな価値をもたらします。このユニークなパートナーシップは、革新的な宇宙服の開発を進めるためのものです」と述べています。このように、オークリーとアクシオム・スペースの協力は、新たな宇宙探査の時代を切り開く鍵となるでしょう。

オークリーの先進技術が宇宙へと進出することにより、未来の宇宙探査技術の新たな基準が設定されます。また、オークリーが提供する光学性能や視覚精度は、宇宙飛行士たちの任務において欠かせない要因となるでしょう。

このプロジェクトの詳細については、公式ウェブサイト www.oakley.com/axiom-space をご覧ください。オークリーとアクシオム・スペースのこのコラボレーションが、次世代の宇宙探査にどのように寄与するか、今後の展開が楽しみです。


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