WEリーグ、世界的な舞台で女子サッカー発展に貢献の栄誉を受賞
WEリーグが受賞した『Honor for Women‘s Football Development』の意義
日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)は、この度、世界最大級のサッカービジネスカンファレンスである「World Football Summit(WFS)」において「Honor for Women‘s Football Development」を受賞しました。この栄誉は、 WEリーグが女子サッカーの発展に寄与していることを国際的に評価される重要な瞬間です。
WFSは2016年にスペインで設立され、サッカーに関わるさまざまなステークホルダーが集まり、サッカーを通じて社会を変革し、ビジネスを創出することを目的とした国際的なプラットフォームです。これまで、マドリード、ニューヨーク、モントレー、リヤド、セビージャ、ラバトなどで開催されており、毎年90,000人以上の専門家が参加しています。また、多様性や持続可能性、テクノロジーといった現代の社会的な課題に対応したセッションも展開され、サッカー業界全体の意識の変革を促しています。
「WFS Honors」は、その名の通り、フットボールの産業に変革をもたらした団体や個人に贈られる賞です。WEリーグが選ばれたことは、アジア初の快挙であり、これまでの女子サッカーにおける取り組みの成果が認められた証と言えるでしょう。
WFSマネージングディレクターの祝辞
受賞に際し、WFSマネージングディレクターのJan Alessie氏は、「WEリーグの革新的なプロフェッショナリズムと揺るぎないジェンダー平等への取り組みは、日本のみならず世界の女子サッカーを変革しています。彼女たちの先見性あるリーダーシップは、競技力の向上と女性のエンパワーメントを両立させ、世界的な成長と包摂の基準を築いています」とコメントしました。日本国内外での女子サッカーの地位向上に対するWEリーグの貢献を高く評価する言葉です。
過去の受賞者たち
また、この賞の過去の受賞者には、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏や、FCバルセロナ女子チーム、メキシコ女子リーグのLiga MX Femenilなど、名だたる人物や団体が名を連ねています。これらは、女子サッカーだけでなく、世界中で性差を越えた成長を遂げている証拠でもあります。
WEリーグは、この受賞を機に、さらなる発展を目指すとともに、女子スポーツ全体の地位向上に向けた活動を続けていくことでしょう。スポーツを通じた社会の変革の推進と、多様性の涵養に向けての取り組みに期待が寄せられます。今後のWEリーグの活躍から目が離せません。