トヨタ自動車スケート部とのコラボで睡眠の質向上を図る！

トヨタ自動車スケート部との睡眠相談会の概要

2025年5月、創業150周年を迎えた寝具専門店「じぶんまくら」を展開する株式会社タナカふとんサービスは、トヨタ自動車スケート部とのコラボレーションにより、アスリート向けの睡眠相談会を初めて開催しました。このイベントは、トヨタ自動車スケート部に所属する選手たちが抱える睡眠や健康管理の課題を解決するための重要な一歩となりました。

睡眠と性能の相関関係

アスリートにとって、質の高い睡眠はパフォーマンスの向上に直結します。このコラボレーションでは、タナカふとんサービスが長年培ってきた専門知識を活かし、選手たちの健康維持と競技力向上を目指しています。アスリートだけでなく一般の働く人々に対しても、質の良い睡眠の重要性を伝えることを目的としています。

日本人の睡眠問題

日本はOECD加盟国の中で平均睡眠時間が最も短い国の一つであり、特に労働世代において慢性的な睡眠不足が問題視されています。「短い睡眠で頑張ることが美徳」といった誤った価値観が広がってしまっていますが、これにより心身に悪影響が及び、生産性の低下や生活習慣病のリスクが高まる懸念があります。睡眠相談会では、こうした問題を科学的根拠に基づいて解説した上で、良質な睡眠が集中力や記憶力、回復力に与える影響を強調しました。

海外の睡眠意識と日本の課題

一方で、海外では企業が従業員のために十分な睡眠を確保するための制度を整えており、特に中国の企業で行われている「睡眠投資」を例に挙げました。このような取り組みは創造性や生産性の向上に寄与し、日本企業も見習うべき内容です。タナカふとんサービスは、こうした社会的背景を踏まえ、質の高い睡眠が個々の健康だけでなく企業の未来にもつながるよう、正しい知識の普及と環境整備を進めていきます。

今後の展開

タナカふとんサービスは、このコラボレーションを契機に専用プロジェクトチームを設立し、他企業や自治体、学校、スポーツ団体などを対象にした睡眠サポート事業を本格的に展開する計画です。全国165店舗という広いネットワークを活かし、これまでに160万人以上が受けた睡眠カウンセリングの実績をもとに、地域の企業に適した睡眠改善プログラムを提供していく所存です。

このように、単なる寝具販売にとどまらず、社会全体のパフォーマンスを底上げするための睡眠ソリューション企業としての役割を担っていくことを目指しています。