ドバイで開幕する「Baseball United」と今治タオル
中東及び南アジアで初のプロ野球リーグ「Baseball United」が、ドバイを舞台に2025年に開催されることが決定しました。注目すべきは、全公式タオルが愛媛県今治市で製作されること。これにより、日本の「スポーツ応援文化」を世界に広める新たな試みが始まります。
公式タオル製作の背景
ツナガル株式会社が製作を担うこの公式タオルは、同社のコアバリュー「繋がりの力で、日本のプレゼンスを上げる」に基づき、中東市場での販売戦略にも寄与します。旅行業務を通じて訪れた中東の富裕層に、今治タオルが高く評価されたことが、今回の参画に繋がりました。
Baseball Unitedとは
「Baseball United」は、元MLB選手や著名な選手たちが参加するリーグで、2025年11月から12月にかけて、ドバイ・アブダビ・ムンバイ・カラチを本拠地とする4チームが6試合を戦います。初回のショーケース試合は127か国で放送され、2億世帯が視聴したという実績もあります。
日本人選手も多く参加し、特にミッドイースト・ファルコンズには13名が在籍。国際色豊かなこのリーグでは、30以上の国から集まった選手たちがプレーすることで、まさに「国際的な舞台」と言えるでしょう。
今治タオルの魅力
100年以上続いてきた今治タオルは、質の高い職人技が織り成す生きた工芸品として知られています。その特性として、優れた柔らかさ、吸水性、耐久性があります。現在、国内市場の縮小が課題となっている中、今治タオルを国際的な場に展開することは、地方の産業にとっても好機と捉えられています。
熱狂的な応援文化を世界に
今治からのタオルを用いて、WBCや甲子園、Jリーグなど日本で見られる応援文化のスタイルを、ドバイの観客に体験してもらいます。タオルを掲げることで生まれる一体感は、声援だけでなく、魂の共鳴を生むものです。これにより、Baseball Unitedに日本の応援文化が根付くことが期待されています。
新たな挑戦の先に
今治タオルから始まるこの挑戦は、小さな一歩かもしれませんが、日本のものづくりや応援文化が世界の舞台で評価されることに繋がります。この新規事業は単なるイベントではなく、地域と国際市場との架け橋となるものです。
「ドバイの夜空に今治タオルを掲げ、誰かの心を動かす力になれば」と、ツナガル株式会社の担当者は希望を込めています。この活動が成功を収めることにより、日本の産業全体に新たな光が差し込むことを願っています。
ツナガル株式会社について
ツナガル株式会社は、日本の資源を世界に届けることで地域に持続可能な収益をもたらす企業です。訪日旅行事業や地域資源の海外展開など、多字種事業を展開しています。地域の宝に価値を付加し、海外市場への進出を目指す企業や自治体からの問い合わせをお待ちしております。