山崎エマ監督初の著書が登場!
2026年3月18日、水曜日、株式会社新潮社よりドキュメンタリー映画監督である山崎エマさんの初の著書『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』が発表されました。
この本は、「いま小学校を知ることは、未来の日本を考えること」という視点から、教育や子育てに関する山崎さん自身の経験を元に、日本の教育の魅力や課題について語っています。特に、「私たちは、いつどうやって日本人になったのか?」という問いから始められるストーリーは、多くの人にとって心に響くことでしょう。
ドキュメンタリー映画『小学校〜それは小さな社会〜』の影響
著書のバックグラウンドには、山崎さんが監督した長編ドキュメンタリー映画『小学校〜それは小さな社会〜』があります。この作品は、東京都内の公立小学校で1年間撮影され、世界各地で上映されるなど、異例のロングランを達成し、日本の教育現場への注目を集めました。
さらに、短編作品『Instruments of a Beating Heart』は第97回米アカデミー賞の短編ドキュメンタリー部門にノミネートされ、国際的にも高い評価を受けています。
これらの経験を経て、山崎さんは「日本人らしさ」や「日本社会のあり方」を深く考えるようになりました。しかし、彼女が伝えたいのは単に賛美や批判だけではありません。多様な教育環境を経験した彼女が見つけた教育の力や価値を丁寧に紐解いています。
幼少期から現在にかけてのエピソード
本書では、山崎さんの幼少期の経験が大きく影響を与えています。イギリス人の父と日本人の母を持つ彼女は、6歳で親元を離れイギリスの小学校に通うことになります。この経験が、彼女にとっての「アイデンティティ」形成に多くの影響を与えたことは間違いありません。特に、日本社会に対する違和感や、そこから感じる息苦しさは、彼女の考え方や作品に大きな影響を及ぼしました。
バイリンガル教育や多文化的な経験を持ちながら、日本の教育制度の中で「日本人」として育っていく姿には、多くの読者が共感できる部分が多いでしょう。
日本の小学校教育の強み
『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』では、著者が自身の子育てを通して見出した日本の小学校教育の持つ特異性や強みについても語られています。日本の公立学校は、単に学問を教えるだけでなく、子どもたちの人格形成に対する大切な役割を果たしていると山崎さんは主張しています。
彼女によれば、世界的な視点から見ても、日本の学校教育は「みんなのために」という理念が根底にあり、この価値観は現代においても重要だとされています。多様性を尊重し、共生の意義を教える教育システムは、これからの社会に必要不可欠であると説いています。
学び舎としての「小学校」は、子どもたちにとっての社会の縮図そのものであり、そこでの経験が将来を大きく左右するというメッセージは、教育関係者だけでなく、親たちにも届くはずです。
著者の思いと今後の活動
山崎エマさんは、自身の経験を通じて、教育や社会の在り方を問い直すことが重要だと感じており、多くの人にこの本を手に取ってもらいたいと願っています。彼女自身が経験した教育の良さや、時に感じた息苦しさを素直に表現し、何を大切にし、どう向き合っていくべきかを考える貴重な機会となるでしょう。
さらに、著書の発売を記念して、ドキュメンタリー映画『小学校〜それは小さな社会〜』のアンコール上映が行われます。山崎さん自身も登壇し、彼女の視点を直接聞くこともできる貴重な機会です。この機会を通じて、さらなる教育についての考察を深めることができるのではないでしょうか。
結論
『それでも息子を日本の小学校に通わせたい』は、教育や子育てに悩む全ての人にとっての指針ともなる一冊です。多文化を体験した著者が描く日本と教育のあり方は、私たち自身の生き方にも影響を与えることでしょう。皆さんもこの機会にぜひ手に取って、その内容をお楽しみください。