ベントレー初の外部クリエイティブ・ディレクター就任で未来のデザインを描く

2025年9月4日、ベントレーモーターズは画期的な一歩を踏み出しました。それは、ブランド史上初めてとなる外部クリエイティブ・ディレクターに、生沢舞氏とグレッグ・ウィリアムズ氏を任命したことです。この人事は、同社の未来のデザインビジョンを支持する重要な取り組みとして位置づけられています。

生沢舞氏は、アートとデザイン、さらに自動車文化の分野で深い知識と経験を持つマルチクリエイターです。彼女は、スピードとスタイルへの飽くなき探求心、さらにはストーリーテリングへの情熱で知られています。生沢氏は、自身の独自の感性を活かし、ベントレーを通じてより多くの人々との関係を築くことを目指します。就任後は、ブランド広告に向けた新しいビジュアル構築や、2026年に発表予定の限定ライフスタイルコレクションへも関与する予定です。

一方、グレッグ・ウィリアムズ氏は、世界的に有名な写真家であり映画監督でもあります。彼は、1990年代から戦場でのフォトジャーナリストとして活躍し、その後はフィルムやポートレートの分野へと活動を広げてきました。ベントレーのオーナーでもある彼は、独特の自然体で人間味あふれる美学を持ち、ブランドのキャンペーンにオーセンティックな視点をもたらします。ウィリアムズ氏は生沢氏との共同作業を開始しており、静止画や映像を通じてベントレーのイメージを刷新していく考えです。

ベントレーにとって2025年は特別な年になります。この年には、ブランド史上5回目となる新エンブレム「ウィングドB」を発表し、そのデザインを冠したモデルである概念車「EXP 15」とともに、新たな風を吹き込むことになります。「EXP 15」は、革新的なデザイン哲学とエンジニアリングの理念を具現化する完璧な電動フルサイズコンセプトです。

こうしたデザインの進化の中で、生沢舞氏とウィリアムズ氏は、ベントレーの未来を構築する重要な人材として、そのビジョンの形成を担っていきます。

デザインディレクターのロビン・ペイジ氏は「ベントレーを定義するのはクルマだけでなく、それにまつわるストーリーです。生沢舞氏は、我々のヘリテージを体現しつつ、現代の視点を融合させる視覚的アプローチを提供してくれるでしょう。ウェイ人とのチームアップも進行中で、彼の視点はベントレーにnaturalなオーセンティックさをもたらすと期待しています」と述べました。

生沢氏は「Team Ikuzawaを通して、ヘリテージと現代文化との融合の力を学びました。ベントレーを現代にふさわしく蘇らせるのが私の役割です」と意気込みを見せました。また、ウィリアムズ氏は「生沢氏とともに、ベントレーの本質を再定義し、独自性を持った作品を生み出すことにワクワクしています」とコメントしました。

ベントレーの新たな時代の幕開けとともに、今後どのような進化を遂げていくのか、その動きを注視していきたいです。