河島英五の名曲を次世代へ継承する河島翔馬と永井龍雲の物語

昭和の名曲を彩った数々の楽曲は、当時の社会情勢を反映し、多くの人々の心に残っています。今月の5月21日（水）にBS日テレで放送される特番『そのとき、歌は流れた』では、河島英五の長男である河島翔馬と、同じく名曲を生み出した永井龍雲が登場します。彼らはそれぞれの父から受け継いだ音楽のり瞬間を共有し、名曲の数々を通じてその時代の情景を伝えます。

河島翔馬が語る父・河島英五の素顔

河島翔馬は、父である河島英五を思い返しながらその素顔を語ります。「家で歌の練習をしていた父は、本当に音楽が大好きでした。人と出会うたびにその人のテーマ曲を作ったり、音楽が好きな人には何かしら教えたりしていました。」と語る翔馬が思い浮かべるのは、18歳という若さで父を失った時の感情です。彼にとって、父の音楽は単なる著作ではなく、心の中で生き続ける存在なのですね。

亡き父の音楽を継ぐ覚悟

彼が父の曲を歌い継ぐ理由は特別です。「自分の曲を歌いたい」という気持ちは全くなく、むしろ「父親と対話している」ような感覚があると明言します。「父が築き上げた音楽の世界を体験してみたい」という思いは、彼を24年にわたって支え続けてきました。翔馬は歌手として、父の音楽に対する愛情を継承する存在としての役割をしっかりと認識しています。

永井龍雲の青春ソング『道標ない旅』の誕生秘話

一方、ゲストコメンテーターとして出演する永井龍雲も、自身の名曲『道標ない旅』の誕生秘話を披露します。彼が三浦友和さん出演のチョコレートCMのために曲を依頼された際、これまでとは違う明るい曲を作ることにしました。「当時は暗い歌が多かった僕ですが、CMを見て思いに駆られました。」その結果、流行のCMタイアップを受けたことが、名曲の誕生に繋がったのです。