日米合同ブロードウェイミュージカル『フル・モンティ』の魅力
2026年夏、日米合作のブロードウェイミュージカル『フル・モンティ』が東京国際フォーラムホールCにて開幕します。この作品は、1997年に公開されたイギリス映画『フル・モンティ』を元にしており、舞台はニューヨーク州のバッファローに設定されています。初の合同キャストによる上演となるこのミュージカルの主演を務めるのは、山本耕史さん。
山本耕史、ミュージカルへの挑戦
山本さんは、2024年の『RENT』に続いて再び日米合同キャストとして挑むことになりました。演出を務めるトレイ・エレット氏は、山本さんの演技力と存在感を高く評価しています。「彼には父親役や夫役がぴったりで、歌と踊りが求められる役どころでもあります。彼しかいないと思っています」と語り、信頼を寄せました。これに対し、山本さんは全編英語での上演にチャレンジすることに対しては、戸惑いや不安があったものの、トレイ氏を信じて進む決意を固めています。
「『RENT』とはまた違う難しさがある」と語りつつも、効果的な練習法として、運動しながらセリフを通すことに取り組んでいるとのことです。大量のセリフを覚えるために、彼は自身の苦労を明かしつつも、成長している実感を感じているようです。
ゆりやんレトリィバァ、ミュージカル初挑戦
共演者のゆりやんレトリィバァさんも、本作がミュージカルデビューとなります。彼女は山本さんに対して、非常に熱心で優しいと感じているようで、「初めてのミュージカルで不安だったけれど、山本さんがたくさん教えてくれて心強かった」と話しました。山本さんも、彼女の素直で可愛いらしい性格を称賛し、日米合作としての強力な連携を楽しんでいる様子です。
物語の舞台と登場人物
舞台はバッファローの、閉鎖された製鉄所での物語が展開します。主人公ジェリーは失業中で、息子の親権を奪われそうになっています。彼は親友デイブとともに、女性たちが熱狂する男性ストリッパーの姿に刺激を受け、自らもストリップを行うことを思いつきます。
集まったメンバーはそれぞれ異なる背景を持つ6人の男性たちで、ダンスに挑戦しながら互いの絆を深めていく様子が描かれます。シリアスな要素も含まれつつ、最終的には観客が応援したくなるようなキャラクターたちが展開され、彼らの挑戦を見守ることで、爽快感を得ることができるでしょう。
スリリングな演技と感動のクライマックス
演出家のトレイ氏が語るように、山本耕史さんは全編にわたって登場し、観客に対し強い印象を与えます。英語でのセリフ量の多さが彼を試練に挑ませますが、彼の実力と努力により、舞台は暗くなりすぎず、感情の深みを持ったものとなっています。ゆりやんさんも堂々とした存在感を示し、他のキャストとともに素晴らしいハーモニーを生演奏で奏でます。
曲数は多くないものの、特に「LET IT GO」は感動的なラストシーンとなるでしょう。観客自身がその瞬間を共に感じ、自らの壁を破れるきっかけとなるかもしれません。
さいごに
東京公演は2026年9月7日まで、続いて大阪公演が新歌舞伎座で9月10日から行われます。この機会に、日米の才能が結集されたミュージカル『フル・モンティ』をぜひ劇場でご覧ください。皆様の心が爽快な気持ちに満たされることでしょう。