ローソン銀行ATMから『OMOTANコイン』への現金チャージ開始
神奈川県秦野市の地域通貨である『OMOTANコイン』が、2025年9月1日よりローソン銀行ATMから現金でチャージできるサービスをスタートします。この取り組みは、横浜銀行との提携により実現し、全国のローソン店舗などに設置された約13,900台のATMで、年中無休・いつでもチャージが可能に。
『OMOTANコイン』の特徴
『OMOTANコイン』は、秦野市内の500を超える加盟店で利用できるデジタル地域通貨です。専用アプリをインストールし、事前に現金をチャージすることで、1コイン1円として使える仕組みになっています。これにより、現金を持たずにスマートフォンを使ったキャッシュレスでの買い物が可能になります。
この通貨は、2024年7月から連携が始まった株式会社フィノバレーが提供するデジタル地域通貨プラットフォーム『MoneyEasy』を利用しています。この提携により、現金チャージが可能なデジタル地域通貨がローソン銀行ATMで扱う通貨の数は6つに増えることになります。
利便性の向上
ATMチャージの実施により、お客さまの日常生活がさらに便利になります。これまで、地域通貨のチャージは限られた方法でしか行えなかったため、使用する際に不便を感じることもあったかもしれません。しかし、これからは、全国どこにでも設置されているローソン銀行ATMを利用して、24時間365日いつでもチャージができるようになるため、その利便性は飛躍的に向上します。
チャージ方法と注意事項
現金チャージの方法は、現行機と新型のATMで異なります。現行機では紙幣のみの手続きが可能で、最低チャージ金額は1,000円以上1,000円単位で行うことができ、1回のチャージ上限は10万円です。なお、おつりは出ないため、チャージする金額は事前に計算しておく必要があります。
また、ATMが設置されている店舗の営業終了時間には注意が必要です。営業していない時間帯にはATMの利用ができないため、事前に確認しておくことが大切です。
今後の展望
ローソン銀行は、今後もATMサービスの拡充を図りつつ、提携先の拡大を進め、お客さまにより良いサービスを提供することを目指しています。地域通貨の利用が広がることで、地元経済の活性化にも寄与することが期待されています。
この新しいサービスによる利便性の向上は、秦野市民だけでなく、観光客やビジネス利用者にとっても大きなメリットとなるでしょう。今後の展開に目が離せません。