リコーブラックラムズ東京とビジャレアルCFが結ぶ未来へのサステナビリティの架け橋

最近、リコーブラックラムズ東京はスペインの名門サッカークラブであるビジャレアルCFと、教育や育成を通じてサステナビリティを推進するためのパートナーシップを締結した。この協力関係は、リーグワンの他クラブとは異なり、ラグビー以外のチームとの初の試みとなっている。

ビジャレアルCFは1923年に設立され、バレンシア州ビジャレアルを本拠地とするクラブである。2008年からは、佐伯夕利子氏が育成強化を担当し、「人を育てる」クラブとして高い評判を得ている。クラブのスローガンである「Endavant（エンダバン）」は、「常に前進」を意味し、その理念のもと地域社会やスポーツ文化の支援に注力している。

ブラックラムズ東京は、2025-26シーズンから新たな選手教育プログラムを開始する予定で、選手やスタッフが「常に学びを得られる環境」を重視している。「Be a Movement.」をミッションに掲げ、スポーツを通じて社会問題の解決を目指している。

実際にビジャレアルを訪れた西辻勤ゼネラルマネージャーは、街全体がフットボールを中心に暮らしを築いている様子に感銘を受けた。特に、地域の人々が障がいの有無に関わらず、一緒に支え合い、笑顔で過ごしている姿を見て、スポーツには地域を豊かにする力があると実感したという。ビジャレアルCFが「人を育てる」ことに真剣に取り組んでいる様子や、社会的に弱い立場の人々への支援を行っている姿勢には深い感銘を受けたとのことだ。

ビジャレアルCFの「Endavant Project」による地域と環境への配慮は、クラブの文化として浸透しており、サステナビリティに特化した取り組みが実施されている。パートナーシップを通じて、ブラックラムズ東京もこの価値観を共有し、地域に根付いた持続可能なクラブを目指す。

【ブラックラムズ東京×ビジャレアルCF パートナーシップの概要】
この新たな取り組みの目的は、スポーツ分野における教育や育成を通じたサステナビリティを推進することである。競技の強化だけでなく、地域や組織、環境へも配慮し、新しい価値を創出することを目指している。

パートナーシップの主な活動には、国際的な協働実践や、教育・育成を中心としたプログラムの提供が含まれ、選手や指導者が「人づくり」に貢献する機会を設けている。また、障がい者がスポーツを楽しむことができる環境を整備し、インクルーシブな社会の実現を目指す教育プログラムも展開される。

さらに、ビジャレアルCFが開発した「Endavant Project」に基づき、地域での存在意義を見直し、社会的・環境的責任を果たすための取り組みを進めていく。定期的な情報交換やサポートを通じて、持続可能な地域社会の構築に寄与していく。

このパートナーシップを通じて、ブラックラムズ東京はスポーツが持つ力を再確認し、なし得ることに目を向け、地域と共に持続可能で魅力的な未来を築いていく。