Newmo、179億円の資金調達で自動運転タクシー事業へ先駆け

Newmo、自動運転タクシーへの道を切り拓く

2024年1月に設立されたnewmo株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：青柳直樹）は、シリーズAラウンドにおいて合計179億円の資金を調達したことを発表しました。この資金調達は、地域金融機関を中心とした新規投資家からの支援によるものです。累計の資金調達額は、これまでに199億円に達し、今後の事業展開への大きな一歩となります。

newmoは“利用者視点に立ったサステナブルな地域交通”をモットーに、AIを活用したタクシーやライドシェア、配車アプリなど多岐にわたる事業を大阪府内で展開しています。現在では、約1,000台のタクシー車両と1,500人以上の従業員を擁する体制を整え、地域の交通サービスの質向上に尽力しているのです。

今回の資金調達は、既存のモビリティサービスの改善だけでなく、新たなサービスの導入を通じて地域資源の最適活用や地域課題の解決にもつながると期待されています。具体的には、タクシー会社業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）や経営効率化への取り組みを強化し、より効果的なサービスを提供できる体制が整えられています。

さらに、newmoは将来的な人口減少や移動の担い手不足といった大きな社会課題に対し、持続可能なモビリティサービス事業への投資を追求しています。その中でも特に、自動運転タクシー事業への本格的な参入が決定され、大阪地域での事業化に向けた取り組みが始まりました。この新たな展開は、地域交通の革新に寄与するとして、大きな期待が寄せられています。

新規投資家の紹介

今回の資金調達に参加した新規投資家は、以下の通りです：

- Dual Bridge Capital
- いわぎん未来投資
- 紀陽キャピタルマネジメント
- 京信ソーシャルキャピタル
- ごうぎんキャピタル
- ニッセイ・キャピタル
- ほくほくキャピタル
- 広島ベンチャーキャピタル
- フィデアキャピタル
- ミライドア
- りそなキャピタル
- 琉球キャピタル

このような地域金融機関系ベンチャーキャピタルを中心とした支援は、newmoの成長を大きく後押しすると期待されています。また、個人投資家からの支援もあることで、より幅広い目標に向けた施策が実行されることでしょう。

今後、newmoは「移動で地域をカラフルに」というビジョンのもと、地域社会の未来づくりに貢献すべく、地域の資源や最新テクノロジーを活かした持続可能な交通インフラの構築を目指します。これは単なるビジネスの枠を超え、地域の価値を高める取り組みとして、地域住民にとっても魅力的な選択肢となるでしょう。

成立からまだ年が浅いnewmoですが、今後の展開が非常に楽しみです。自動運転タクシー事業は、まさに未来の交通を切り開く重要なプロジェクトとなるでしょう。