ヒュンメルマッチデーで手話の魅力を発信!
12月6日、大阪ブルテオンが主催した「ヒュンメルマッチデー」が、ホームタウンの聴覚障がい者支援を目的に開催されました。この日のテーマは「手話」。選手たちは、聴覚支援の学校に寄付を行うための特別な手話シャツを着用し、サポーターたちと共に新たな試みを実施しました。
手話シャツによる支援の輪
試合では、選手が手話シャツを身に着け入場し、試合の後にはチャリティーオークションも行われます。オークションの収益は、大阪府内の四つの聴覚支援学校に寄付され、試合当日は約90名の生徒や教師が招待されました。
ファンの中には、事前に手話シャツを購入したことで、試合後に選手との集合写真を撮影できる特典にも期待が高まっていました。補聴器を使う男性2人組は、ブルテオンのファンとしてこの企画を通じて手話の啓発が進むことを願ってシャツを購入したと話し、イベントの雰囲気を楽しみにしている様子でした。彼らは試合後に手話通訳や案内があったことで、無事に選手との写真撮影を行うことができたと明かしました。
楽しさ満載の手話ブース
入り口には手話ブースが設けられ、パナソニックグループの手話サークルのボランティアメンバーが、基礎的な手話を教えるセッションを実施しました。ブルテオンを応援する手話の普及を目的とした内容でしたが、東京グレートベアーズのユニフォームを着た観客も参加し、多様性を感じることができる場となりました。
イベントは選手たちの応援だけでなく、手話を通じてコミュニティ全体を巻き込む素晴らしい機会となりました。
デフバレーボール日本代表選手が登場!
さらに、デフバレーボール日本代表からは、4選手が登場し、手話シャツを着用してコートに入ります。彼女たちは、サーブセレモニーや試合中のイベントに出演し、その存在感をアピールしました。
梅本綾也華選手は「手話がTシャツに印刷されることで、手話に対する理解を広める良いきっかけになると思っています」と喜びを表現し、石原美海選手も「手話を通じてデフリンピックの認知度を高める機会として、意味のある日になった」と述べました。
手話シャツの再販とオークションについて
ヒュンメルの手話シャツは12月14日まで販売されており、選手のサイン入りシャツのチャリティーオークションは12月17日から28日までモバオクにて開催されます。手話シャツの売上の一部とオークションの収益は、聴覚支援学校に寄付されます。
商品情報
- - 商品名: 大阪ブルテオン手話シャツ
- - 価格: 8,800円(税込)
- - サイズ: S-XO4(ユニセックス)
- - 購入リンク: hummel公式サイト
大阪ブルテオンとヒュンメルの歴史
大阪ブルテオンは、1951年に創部された男子バレーボールチームで、旧チーム名はパナソニックパンサーズです。Vリーグや天皇杯、黒鷲旗での優勝歴が豊富で、新たにリブランディングを行い、チーム名を大阪ブルテオンに改めました。
また、デンマークのスポーツブランド「hummel」も長い歴史を持ち、スポーツを通じて世界を変えることをビジョンとして掲げています。
このイベントを通じ、手話や聴覚支援に対する理解が深まり、地域社会全体が一つになれるような、素晴らしい日となりました。今後も、こうした意味ある取り組みが続いていくことを期待したいと思います。