リョービ株式会社が、3月17日に静岡県菊川市に新たに設立した大型製品試作工場の竣工式を盛大に執り行いました。本工場は、今後の自動車産業における重要なニーズである部品の大型一体成形を実現するために設計されており、特に電動化が進む自動車の製造に必要な技術に特化しています。
竣工式には、菊川市の原田副市長をはじめとする多くの来賓が出席し、新工場の完成を祝いました。この新しい施設では、国内初となる型締力6,500トンを誇るダイカストマシンが設置されることが大きな特徴です。このマシンは、大型アルミダイカスト製品の試作に必要な高精度な成形を可能とし、特に車体部品やバッテリーケースといった重要な自動車部品の試作品を製造します。
新工場は、2階建ての鉄骨造で、延床面積は3,608㎡に及び、1階部分には3,234㎡、2階部分には374㎡の生産エリアが整備されています。製造設備には、6,500トンダイカストマシンの他に、溶解保持炉や金型加工設備が含まれ、製品の設計から試作までを一貫して行うことが可能です。
この新しい試作工場の設立により、リョービは今後、自動車部品の革新をさらに推進し、業界の変化に即座に対応できる体制が整いました。特に、電動車両の普及が加速する中で、より軽量で高効率な部品の規模に対する需要が高まっています。
リョービは今後も、先進的な技術を利用した高付加価値製品の提供を目指し、やがてはグローバルな市場での競争力を強固なものとする方針です。今回の工場竣工は、その第一歩として大きな意味を持つと考えられます。
新工場の稼働開始により、リョービは製品試作サービスを本格的に展開することとなり、業界内でも注目される存在となるでしょう。環境に優しい製品の需要が高まる現在、リョービはその技術力と新工場の力をもって、持続可能な未来に向けた取り組みを加速していくことが期待されています。
興味がある方は、リョービ株式会社の経営企画部広報課までお問い合わせください。電話番号は03-3501-0524です。本工場がもたらす新たな革新に、ぜひご期待ください。