丸眞株式会社の初CMがスタジオジブリの手によって生まれる
愛知県名古屋市を拠点とする丸眞株式会社が、新たにスタジオジブリと手を組んで公開する初のテレビCMが注目を集めています。1984年からタオルや雑貨、寝具、アパレル商品を手がけてきた同社は、スタジオジブリとのライセンス契約を1994年に結び、以来数多くのキャラクター商品を展開してきました。
スタジオジブリとのコラボレーション
ジブリの魅力をタオルで表現することに情熱を持つ丸眞株式会社は、2023年には愛知県にオープンした「ジブリパーク」ともオフィシャルパートナー契約を結びました。「地域をスタジオジブリと共に盛り上げたい」という理念のもと、さまざまなコラボ企画を進めています。今回のCM制作も、その一環として企画されたものです。
豪華な制作陣
今回のCMは、スタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫氏が発案し、作画は映画『君たちはどう生きるか』の作画監督、本田雄氏が担当しました。興味深いことに、本田氏は自身の愛犬をモデルにCMキャラクターの犬を描いたとのこと。「社内で犬を飼っている原画マンが僕だけだったので、お引き受けすることになりました。楽しく描かせていただきました」と本田氏が語っています。彼の愛犬はCMの中で素晴らしい存在感を放っています。
背景には実際のタオルが使用され、手触りや柔らかさを視覚的に表現する工夫が施されています。タオル会社ならではのぬくもりを伝えるこの演出は、視聴者の心に深い印象を与えることでしょう。
音楽とナレーション
また、音楽を担当するのはショパン国際ピアノコンクールのセミファイナリストである角野隼斗氏。彼が作曲したメロディーが映像を引き立て、情感豊かな音楽が映像との調和を生んでいます。ナレーションには講談師の神田伯山氏が参加しており、ゆったりとした語り口がCMに独特の空気感を加えています。
視聴者の心を掴むフレーズ
CMの中で耳に残るフレーズ「犬が西向きゃ 尾は東、タオルはまるしん」は、当たり前のことをユーモア交じりに表現し、タオル=丸眞というメッセージを伝えます。鈴木敏夫氏が自らデザインした「marushin」の手書き文字は、親しみやすい雰囲気を持っています。
将来への展望
丸眞株式会社は「夢と楽しさにあふれる未来を紡ぐ」という理念のもと、今後もタオルを通じて心に残る商品を提供し続けていくことを目指しています。CMの公開日は2023年8月8日で、公式サイトでの視聴や中部地区での放送が始まる予定です。関東地区での放送は8月22日から始まる予定となっています。
興味のある方は、ぜひCM動画もチェックしてみてください!
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