JAFが災害即応チームの名称を新たに「JAF-FAST」へ変更

JAFが災害即応チーム「JAF-FAST」を新設

一般社団法人日本自動車連盟（JAF）は、2025年10月に発表した災害即応チームの名称を「JAF-FAST」（ジャフファスト）へ変更しました。この新しい名称は、災害支援を行うチームであることをより明確にすることを目的としています。これにより、JAFは災害時の支援活動を一層強化していく方針です。なお、名称変更の背景には、組織が目指す使命をクリアにし、統一されたブランドを確立する意図があります。

新名称の背景と目的

「JAF-FAST」は、自然災害に迅速かつ正確に対応するために新たに設立された即応支援チームです。その活動の主な目的は、災害発生から12時間以内に現場に到着し、被害状況の調査や支援活動の初動を行うことです。この背景には、過去の災害現場での情報不足や、資機材の不適合による作業の遅れ、隊員の生活環境への負担があったため、課題の解決を求めて実現しました。

しっかりとした連携強化

JAF-FASTでは、JAFの正式名称を使用することで、災害支援チームとしての認識を一層高め、各自治体やさまざまな企業、支援団体との連携を強化します。特に、この新しいチームは、JAFが災害時に責任を持って支援を行う姿勢を会員や地域住民に伝えることにも寄与します。

JAFの支援活動の実績

JAFはこれまで、東日本大震災や台風19号、能登半島地震、熊本豪雨など様々な災害現場に「JAFロードサービス特別支援隊」を派遣し、被災地の車両を排除し、復旧活動に貢献してきました。しかし、現場の情報不足がもたらす問題は、依然として解決が必要であり、JAF-FASTの設立は新たなステップになっています。