フォーミュラEが新章へ！シーズン12に向けて大幅改革が進行中

フォーミュラEがシーズン12に向けて新たな一歩を踏み出す

ABB FIAフォーミュラE世界選手権は、2025/26年シーズンに向けた大規模な改革を発表しました。この変更は、熱心なファンやスポンサー、チーム関係者のどれにとっても歓迎すべき内容です。新たなシーズンでは史上最多の11都市で17レースが行われることが決まっており、新たに中国・三亜での開催が加わることが大きな注目を集めています。

三亜での復活レース

シーズン5以来の三亜での開催は、フォーミュラEにおける中国市場の重要性を再確認させる良い機会となります。このレースは三亜市政府や信頼できるパートナーの支援を受けて実現し、電動レーシングへの興味が高い地域としての地位を示しています。中国海南省の南国の魅力あふれる風景や技術的に挑戦的な市街地コースが、ドライバーやチームにとってユニークな体験を提供することが期待されています。

改革された予選フォーマット

フォーミュラEはまた、よりダイナミックで観戦しやすい予選フォーマットを導入しました。従来のグループステージは10分に短縮され、デュエルラウンドとのインターバルも見直されました。これにより、観客はよりスピーディで競争性のあるレースの流れを楽しむことができるようになります。

アタックモードの新ルール

競争の公平性を保ちながら、アタックモードの使用ルールも改定されました。今シーズンでは、ピットブーストが導入されるレースではアタックモードを1回のみ使用でき、非ピットブーストレースでは最大2回の使用が可能となります。また、アタックモードの所定の使用時間の完全消化義務も撤廃され、レース展開がさらに興味深いものになります。

女性活躍推進への取り組み

フォーミュラEでは、女性の活躍を促進するための新たな方針も発表しました。出産および育休手当は支出上限から除外され、チームは競技力を損なうことなくスタッフのライフイベントをサポートできるようになります。この取り組みは、「フェアな環境づくり」に対する強いコミットメントを示しています。

「FIA Girls on Track」プログラムの実施や、女性ドライバー専用のテストイベントも継続して行われ、次世代の女性人材育成へとつながることでしょう。また、バレンシアで実施される「オールウーマンテスト」では、女性ドライバーに多くの機会を提供しています。