命と向き合う夫婦の物語
2025-11-04 15:20:56

HTB制作のドキュメンタリーが大賞受賞!命と向き合う夫婦の物語

HTB制作テレメンタリーPlus「生ききる」が大賞受賞



2025年度の第14回日本医学ジャーナリスト協会賞において、HTB北海道テレビが制作したテレメンタリーPlusの「生ききる~ある俳優夫婦のダイアローグ~」が栄えある大賞を受賞しました。この受賞は、HTBとして初めての快挙であり、北海道のメディアとしても特筆すべき成果となっています。

「日本医学ジャーナリスト協会賞」とは



この賞は、質の高い医学や医療に関するジャーナリズムを日本に根付かせることを目的に、2012年にNPO日本医学ジャーナリスト協会によって設立されました。受賞作品は、「オリジナリティ」「社会へのインパクト」「科学性」「表現力」という基準で評価され、選考委員会によって選ばれます。

テレメンタリーPlusの魅力



『テレメンタリーPlus』は、24局のテレビ朝日系列で制作されたドキュメンタリー番組の中から選りすぐりの作品に新たな取材を加え、1時間の構成で再放送されるものです。毎月1回、日曜日の午前10時から関東エリアで放送され、視聴者に新たな視点を提供しています。今回受賞した「生ききる」は、過去に放送された「生ききる~俳優と妻の夜想曲~」の続編であり、深い内容が視聴者の心を捉えました。

俳優夫婦の物語



この作品は、札幌で活動する俳優、演出家、劇作家の斎藤歩氏がガンと向き合いながら、舞台に立ち続け、その想いをもって最期まで生き抜こうとする姿を描いています。映像は、治療を受けることなく余命半年と告げられた60歳の俳優が、痛みを抱えつつも新しい芝居を作り上げる過程を捉えています。彼と、現実を受け入れられず苦しむ妻との心の葛藤が、感動的に表現されています。

この物語は、夫婦お互いの愛と支え合い、人生の終わりに向き合う姿を映し出しています。また、家族や親しい人が病に苦しんでいるとき、どのように接するべきか、何を選択するべきかを考えさせる貴重な作品として評価されています。視聴者からは「生きることの重みを感じた」「死を迎えるとは何かを考えさせられた」という感想も寄せられました。

製作スタッフの思い



本作の取材や構成を担当した沼田博光ディレクターは、受賞の喜びとともに、「このような栄えある賞をいただき、非常に光栄に思います。今の時代、日本人の二人に一人ががんを患う可能性がある中で、私たちが何を伝えられるかを考え、議論しながら取り組みました。生と死に正面から向き合う必要があることを強く感じた作品です。」と述べています。

表彰式とシンポジウムの開催



授賞式は2025年11月14日(金)に東京で行われる予定で、受賞者らによるシンポジウムも開催される予定です。このように、命や死と向き合う姿勢を持つ作品が高く評価される今、私たちもまた、自身や家族、そして周囲の人々との関係を見直してみる機会を得るのではないでしょうか。影響力のあるアートの力を再認識させられるエピソードとなりました。

番組の詳細


  • - タイトル: テレメンタリーPlus「生ききる~ある俳優夫婦のダイアローグ~」
  • - 放送日時: 2025年7月13日(日)午前10時~(関東ローカル)/ 2025年7月20日(日)午前10時30分~(北海道ローカル)
  • - 出演者: 斎藤歩、西田薫、ナレーター: 森さやか(HTBアナウンサー)、沼田博光
  • - 制作スタッフ: プロデューサー: 後藤雄也、構成・取材: 沼田博光、撮影: 安達真/滝本真実、音声: 佐貫亮太、編集: 中川大輔

詳しい情報はこちらの公式サイトをご覧ください。


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