パナソニックの新認証
2025-05-27 16:01:39

パナソニックASヨーロッパ社、自動車サイバーセキュリティの新たな基準を確立

パナソニックASヨーロッパがサイバーセキュリティの新たなマイルストーンを達成



パナソニックASヨーロッパ有限会社(PASEU)は、ドイツのオートモーティブサプライヤーとして初めてDAkkS(ドイツ認定機関)からISO/SAE 21434の認証を取得しました。この認証は、自動車のサイバーセキュリティを強化するための重要なステップとされています。

自動車業界における脅威


昨今、自動車のデジタル化とネットワーク化が一層進展する中で、車両がサイバー攻撃の標的となるリスクは高まっています。特に、ワイヤレスインターフェースを介して通信が行われる場合、悪意のある攻撃者が車載システムネットワークへアクセスできる可能性があり、これにより自動車の乗員や道路利用者の安全が脅かされることがあります。これを受けて、ISO/SAE 21434は自動車の電気および電子システムの安全性を、ライフサイクル全体にわたって向上させることを目的に策定されています。

ISO/SAE 21434の重要性


この規格に準拠するためには、目的に合わせた「サイバーセキュリティ管理システム」の構築が求められます。認証を行うTUV NORDは、DAkkSから認可を受けた初の認証機関であり、ISO/SAE 21434に準拠したサイバーセキュリティ管理システムの認証を通じて、自動車業界のサイバーセキュリティ強化に寄与しています。

TUV NORDのグローバル・プロダクト・マネージャーであるChristian Woelk氏は、「自動車業界はグローバルにビジネスを展開しており、DAkkS認定の証明書への需要は高まっています。メーカーやサプライヤーが求めるのは、最高水準での統一基準です」と述べています。これにより、業界全体でのセキュリティの強化が求められる時代に突入しています。

パナソニックのリーダーシップ


PASEUのチーフ・テクノロジー・オフィサー(CTO)、Hassan Haidar氏は、「私たちの新たな認証取得は、パナソニックのサイバーセキュリティへの取り組みを示すものであり、自動車業界におけるセキュリティと信頼の重要性を強調します」と力強く語っています。この認証は、今後の自動車技術革新においても大きな意義を持ち、さらなる進展が期待されます。

Woelk氏も「PASEUがこの重要な認証を取得した最初の企業であることを、大変誇りに思います」と述べており、業界内でのパナソニックのリーダーシップを強調しています。

自動車の安全性確保に向けたこの取り組みは、今後の技術革新のベースとなり、消費者の信頼を築く要素ともなるでしょう。パナソニックASヨーロッパは、今後もサイバーセキュリティの分野において先駆者であり続けることが期待されています。


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