舞台『明日を落としても』
2025-10-11 19:02:47

兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演 舞台『明日を落としても』の魅力を徹底解剖

兵庫県立芸術文化センター開館20周年記念公演 舞台『明日を落としても』がいよいよ開幕



2025年10月11日、兵庫県立芸術文化センターで待望の舞台『明日を落としても』が初日の幕を開けました。この公演は、開館20周年を祝う特別な内容で、演出を担当するのは栗山民也。脚本はピンク地底人3号が手掛けています。

ストーリーとキャラクター



本作は、2025年の新神戸駅近くにある桐野旅館を舞台に展開される物語です。主人公の桐野雄介(佐藤隆太)は、震災の記憶を抱えながらも、運命の青年・神崎ひかる(牧島輝)と再会します。彼らの出会いは、1995年に阪神・淡路大震災が発生する直前であり、そして2人の心の軌跡が交差する様子が描かれています。

🌟 雄介は、兄や義姉に心配される日々を送っていますが、出会ったひかるとの関わりを通じて少しずつ変わっていきます。一方、ひかるは、自分の将来に戸惑いを抱える不安定な17歳。彼の姿は、かつての自分を重ねた雄介にとっても印象的です。

時間軸を超えた物語の展開



この作品の最大の魅力は、過去と現在という二つの時間軸を行き来するストーリーテリングです。時折温かい笑いを交えながら進む各キャラクターのやり取りは、観客の心にリアルな感情を呼び起こします。日常の中のささやかな挨拶や、豊かな日々の尊さが、舞台の中で丁寧に描かれているのです。

主要キャストの魅力



出演陣には、佐藤隆太、牧島輝をはじめとする豪華な顔ぶれが集まっています。作中の登場人物に深みを与えるため、それぞれが自身の役に真摯に向き合っています。

演出家 栗山民也の想い



栗山は1995年の記憶を大切にしながら、舞台上での生の呼吸を大切にした演出を行っています。彼自身の言葉を借りれば、「人々が未来に目を向け、歩み出す姿を描きたい」という思いが込められています。感情の交錯が起こるシーンでは、特に緻密な演技が求められ、役者たちの技術が感じられます。

雄介役 佐藤隆太のコメント



佐藤は、雄介のキャラクターについて「過去と向き合いながら前に進もうとする人間味がある」と語ります。彼は、役者と演出家の関係性を大切にし、栗山の独自の視点からのアプローチも楽しんでいると話しています。

ひかる役 牧島輝の思い



牧島は、ひかるの「真直な性格」に魅力を見出しています。彼は、ピンク地底人3号に求められた芝居に対する葛藤を実感しつつ、30年前の震災の記憶を語りかけるような役割を強く意識しています。

今後の公演予定



この公演は、2025年10月16日まで兵庫県立芸術文化センターで上演され、その後東京・EX THEATER ROPPONGIでも上演予定です。観客が共感し、心に寄り添う内容に仕上がった本作は、「人がどのようにしてそれぞれの人生と向き合っていくか」という普遍的なテーマを探求します。

多くの人々に愛される物語と共に、新たな一歩を踏み出そうとしている雄介の姿に感動を覚え、是非会場で直接その雰囲気を体感してほしいと思います。今後の公演も要チェックです!


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