くりぃむしちゅー・上田晋也の初エッセイ『経験』が文庫化
即座に各メディアにリリースされた話題作、くりぃむしちゅーの上田晋也による初の書き下ろしエッセイ『経験』が、2025年11月6日(木)に待望の文庫版として発売されることが決定しました。このエッセイは上田が自身の40代の10年間を振り返り、深い思索とユーモアを交えながら、仕事、家庭、人間関係など様々なテーマを探ります。
この文庫版には特別な要素が追加されています。日本テレビ系の人気番組「Going! Sports&News」での共演から15年の付き合いを持つ亀梨和也との特別対談が収録されており、互いの絆が生み出す貴重な対話が展開されます。恋愛や家族、仕事に関する真剣な意見が交わされており、読者はお二人の良好な関係がどのように形成されてきたのかを知ることができます。
エッセイの内容
上田のエッセイでは、テレビでの裏話や有名人との交友録が赤裸々に語られています。関根勤、ビートたけし、有働由美子、堺正章などの著名な人物との交友関係から得たインスピレーションや感謝の気持ちが込められています。また、父親としての顔も覗かせ、自身の日常生活に潜む喜びや悩みを垣間見ることができます。読者は、彼の素の姿を感じ取ることができ、まるで友人と語り合うような感覚に浸ることができるでしょう。
特に注目すべきは、エッセイの中盤に登場する「昔話突っ込み」コーナーです。桃太郎や浦島太郎、鶴の恩返しといった日本の伝説的な物語に対し、上田が独特の視点でユーモラスに突っ込みを入れ、その切れ味で新たな魅力を引き出しています。子供の頃から親しんできた物語を、上田ならではの視点で再解釈することで、読者は一連の古典に対する新鮮な感動を体験できます。
明るさと人生の哲学
上田の文章には、人生を楽しく生きるための明るさが強調されています。「人生を楽しく生きるために一番必要なものは明るさではないか」と語り、たとえブルーな気分の時でも、自分を明るい方向に導くことで、そのうち本当に楽しくなってくるという独自の哲学が感じられます。このような考え方に共感する読者も多いことでしょう。
著者プロフィール
上田晋也は、1970年5月7日、熊本県で生まれ、ナチュラルエイトに所属するお笑いコンビ・くりぃむしちゅーのメンバーです。バラエティ番組だけでなく、クイズ番組やスポーツ番組でも鋭い突っ込みで観客を楽しませる存在として知られています。趣味には読書や美術鑑賞、映画観賞、スポーツ観戦があり、彼自身の幅広い知識と感性がこのエッセイにも反映されています。過去には『激変めまぐるしく動いた30代のこと』『赤面 一生懸命だからこそ恥ずかしかった20代のこと』といった著書も発表しており、豊かな表現力で多くの読者を惹きつけています。
『経験 この10年くらいのこと』は、880円(税込)で発売予定。書誌ページやAmazonでも予約購入が可能です。上田晋也の人間味溢れる物語を、ぜひお手に取ってご覧ください。