K-POP未来対談
2025-09-13 03:43:59

K-POPの未来を拓く特別対談イベントがロサンゼルスで開催

2023年9月9日(PDT)、ロサンゼルスのThe West Hollywood EDITIONにて、「グローバル音楽産業の再編:K-POPのエンターテインメント青写真」と題された特別対談イベントが開催されました。主催はHYBE、Gold House、レコーディング・アカデミー傘下のGold Music Allianceであり、音楽産業の権威や専門家約100名が集い、K-POPの価値やその未来について活発な議論が繰り広げられました。このイベントは、K-POPがグローバルな文化現象としてどのように発展してきたのか、そして今後の展望について考える貴重な機会となりました。

開会挨拶の重要なメッセージ


イベントは、HYBE AMERICAのアイザック・リー、Gold Houseのビン・チェン共同創設者兼議長、レコーディング・アカデミーLA支部のキアナ・コンリー・アキンロ シニア専務の挨拶でスタートしました。ビン・チェン氏は、「K-POPは地元の文化から生まれたが、世界を一つにする力を持っている。アジア文化は今、アメリカで急速に成長しており、BTSやKATSEYEなどがその象徴だ」と述べ、K-POPの影響力の拡大を強調しました。
特に、K-POPが持つファンダム文化は西洋音楽界にも浸透しつつあるとし、巡り巡ってアーティストとファンの距離を縮める成功の原動力となるとの見解を示しました。キアナ・コンリー・アキンロ氏もレコーディング・アカデミーにおけるK-POPの存在感拡大について触れ、Gold Music Allianceを通じたアジア太平洋地域の音楽専門家の重要性についても言及しました。

パネルセッションの中身


イベントの後半では、Weverse Companyのチェ・ジュンウォン、HYBE x Geffen Recordsのミトラ・ダラブ、グラミー賞に輝くプロデューサーのジョナサン・イップ、Live Nationのグローバルツアープロモーターリック・チェが参加するパネルセッションが行われました。彼らはK-POPの成功の根底にあるファンダム文化やファンダムプラットフォームの働きかけについて議論しました。
チェ・ジュンウォン氏は、「K-POPファンダムは単なるリスナーではなく、積極的にアーティストの成長に関与したいと望む強い意志を持つパートナーである」とし、K-POPの魅力がこれらの要素の集合体であることを訴えました。

さらに、HYBE x Geffen Recordsのミトラ・ダラブさんは、K-POPがファンを最優先にしている点で、アメリカの音楽業界が学ぶべき多くの要素があると指摘。Weverseなどのプラットフォームを通じてファンとの直接的なコミュニケーションを行うことが、ファンダムを深める鍵となると述べました。「K-POPの影響がファンの期待に応える形で表れている」とダラブさんは言い、成功したアーティストたちがいかにK-POPの良さを取り入れているかを示しています。特に、韓国の音楽番組がファンダム文化の理解を深める場として利用されていることにも注目が集まりました。

K-POPの未来を見据えて


HYBE創立者は今後の成長戦略についても語り、現在K-POPが世界音楽市場で占める割合はわずか4%だが、今後さらなる成長が見込まれると予測。このような見通しのもと、HYBEは次世代のファンビジネスモデルを各国に展開し、K-POPの成功事例を他のアーティストと共有することを目指すと強調しました。将来的には、K-POPの戦略が他の音楽シーンにも与える影響を期待しつつ、アジア太平洋地域の音楽への関心や影響力がさらに高まることが期待されます。

HYBEが掲げる「We believe in music」という理念のもと、音楽業界の変革をもたらす新たなビジョンが描かれた本イベントは、多くの参加者にとって印象深いものとなりました。K-POPの未来がどのように進展するか、我々も注視していきたいところです。


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