小千谷市民オペラ『ラ・ボエーム』の見どころと公演情報まとめ

小千谷市民オペラ『ラ・ボエーム』が開催決定！

新潟県小千谷市で11月1日と2日に開催される市民オペラ『ラ・ボエーム』が注目を集めています。これは地域に根ざしたオペラであり、出身のオペラ歌手、品田広希さんを中心に、地元のメンバーと市民オペラ合唱団が共に創り上げるものです。

『ラ・ボエーム』について

『ラ・ボエーム』は、19世紀のパリを舞台にしたプッチーニ作曲のオペラで、詩人ロドルフォとお針子ミミの悲しい愛を描いています。今年の小千谷版では舞台が「19世紀パリ」から「明治・大正時代の小千谷」に移り、市の伝統や文化が織り込まれたオリジナルバージョンで行われます。

初めての演出、全世界で活躍する中島康晴さん

公演の最大の見どころは、世界的に著名なテノール歌手、中島康晴さんが初めて演出を手掛けることです。彼はミラノのスカラ座で『ラ・ボエーム』に出演した栄えある経歴を持ち、今回のオペラをどのように彩るのか、その演出に大いに期待が寄せられています。

豪華なキャスト陣

さらに、本公演には日本のオペラ界で活躍する実力派歌手たちが集結します。品田さんが東京で行ったオーディションでは、なんと61名もの応募があり、その結果、多くの歌手が「小千谷で歌いたい」と感じたことを示しています。ダブルキャストでの公演となるため、違った配役を楽しむこともできる貴重な機会です。

特別な観光モデルコースも

公演の2日目、11月2日には国の重要無形文化財に指定されている「牛の角突き」のイベントが開催され、その日に合わせて小千谷闘牛場と市民オペラ会場をつなぐ無料送迎バスが運行されます。オペラと地元の伝統行事を同時に楽しめるこの日に、特別な観光モデルコースも用意されており、1日で小千谷の魅力を存分に味わえるチャンスです。

合唱団の挑戦

小千谷市民オペラ合唱団はその公演ごとに集まったメンバーで構成されており、練習を重ねながらオペラに挑んでいます。今回は新たに40名が集い、月2回の合同練習を行いながら、イタリア語の歌詞を覚える等の準備を整えています。合唱団の成長に、観客の皆さんも注目してみてください。

チケット情報

チケットは現在発売中で、◎大人：5,000円（5,500円）　◎中高生：2,000円（2,500円）　◎小学生：1,000円（1,500円）となっています。全席指定で、事前に購入することをおすすめします。

公演は、小千谷市民会館大ホールで行われ、観客の皆さんを魅了すること間違いありません。この特別なオペラをぜひお見逃しなく、チケットを手に入れて、忘れられない体験を味わってください。