若手映画制作者向けの新たなステージへ
2025年10月31日(金)、東京国際映画祭の期間中に開催されるTIFFCOMにて、デジタルハリウッド大学(DHU)、モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、TIFFCOMの共催による「MPA/DHU/TIFFCOMマスタークラス・セミナー&ピッチング・コンテスト2025」が行われます。このイベントは、海外市場での展開を目指す若手映画製作者のためのプラットフォームを提供することを目的にしており、今年で7回目となります。
イベント詳細
イベントは東京都立産業貿易センター浜松町館で開催され、国際的な映画製作者とのセッションや、若手映画制作者による実際の企画コンテストが予定されています。セミナーではアカデミー賞にノミネートされたバズ・ラーマン監督のもとでプロデューサーとして活躍するスカイラー・ワイス氏が登壇し、映画製作の裏側や自身の仕事哲学について講演を行います。
マスタークラス・セミナーの内容
スカイラー・ワイス氏は、作品賞を含むアカデミー賞8部門にノミネートされた映画『Elvis』などのプロデューサーとして知られています。彼の講演では、映画製作におけるクリエイティブなアプローチや、業界で成功するための秘訣が披露されることでしょう。ワイス氏は、オーストラリアとニューヨークを拠点にし、映画だけでなくCMやライブイベント、VRなど多岐にわたって活躍しています。
ピッチング・コンテスト
第二部では、応募者から選出された企画によるピッチング・コンテストが行われます。挑戦者は、海外マーケットを意識した自由なテーマのシノプシスを2,000字以内で提出します。この中から選ばれた7企画がプレゼンテーションを行い、最優秀賞にはアメリカでの映画・テレビビジネスに関する旅行が贈られます。また、優秀賞受賞者はオーストラリアでのアジア・太平洋・スクリーン・アワード(APSA)に招待される特典も用意されています。
応募方法と締切
応募希望者は、2025年9月9日(火)までにシノプシスと共に指定された形式で提出する必要があります。審査は若手映画製作者の日々の努力やアイデアを尊重し、「映像化された作品を観たくなるプレゼンテーション」を期待しています。これは、アマチュアからプロまで幅広く参加が可能で、年齢や職業を問わないオープンな大会となっています。
デジタルハリウッド大学とは
デジタルハリウッド大学(DHU)は、東京・御茶ノ水に位置する専門職大学院で、デジタルコンテンツを中心に最新のビジネスを学ぶ環境を提供しています。グローバルな視野を持った人材育成を目指し、様々なプロジェクトを通じて学生の個性を引き出し、実践的なスキルを身につけさせることに力を入れています。
映画製作に情熱を燃やす若手クリエイターたちへのメッセージとして、今回のイベントを通じて新たな出会いと学びが生まれることを願います。皆様の積極的な参加をお待ちしています。