絵本のような異世界へ誘う音楽絵本『奇妙なマザーグースの話』の魅力

音楽絵本『奇妙なマザーグースの話』の魅力

不思議な物語と古楽器の調べが織りなす、音楽絵本『奇妙なマザーグースの話』の公演が迫っています。

この作品は、皆さんに親しみやすいマザーグースの世界を新たに英語で体験するという試みで構成されています。親しみのある「ハンプティ・ダンプティ」や「ロンドン橋」がどのように描かれるのか、期待が膨らみます。マザーグースは、イギリスにおいて長い歴史を持つ童謡の集まりであり、17世紀から口頭で伝えられてきた作品たちです。数も1,000を超え、様々な物語や伝説が詰まっています。

古楽器演奏とアートの融合

このプロジェクトは、1975年に開館した神奈川県民ホールが主催し、50年以上の文化芸術の拠点としての歴史を持っています。2025年からの建て替えに向けての休館中も、様々な事業を展開している中で、音楽とアートのコラボレーションを通じて、地域社会に新たな体験を提供しようとしています。

特に注目すべきは、古楽器による演奏です。ヴァージナルなどの歴史的な楽器の音色は、一世代前の音楽を生き返らせ、聞く人を魅了します。この作品では、波多野睦美さんと西山まりえさんという特別な二人のアーティストが出演し、彼らの演奏で観客を不思議な世界へと誘います。波多野さんはイギリスで学んだ技術を持ち、古楽器の専門家である西山さんとのコラボレーションが、マザーグースの不思議で怖くも魅力的な歌の世界をより一層引き立てます。

親子で楽しめる新たな体験

音楽絵本『奇妙なマザーグースの話』は、0歳のお子様にも対応しており、家族全員で楽しめるイベントです。力強い英語の歌と共に、目で楽しむ木版画が演出する美しい映像も見どころ。登場人物たちが生き生きと動く様子や、マザーグースのストーリーの背景を知ることで、観客は新たな視点を得ることでしょう。

詳細な公演情報

松田町と清川村での公演は、共に2025年9月に行われます。

- 松田町公演

日時: 2025年9月27日（土）14:00開演、13:30開場
会場: 松田町生涯学習センター大ホール
料金: 一般2,000円、U24（24歳以下）500円

- 清川村公演

日時: 2025年9月28日（日）14:00開演、13:30開場
会場: 清川村生涯学習センターせせらぎ館みどりホール
料金: 一般2,000円、U24（24歳以下）500円

チケットは、各公演の公式サイトや窓口で入手可能。特に、0～3歳のお子様は膝の上での鑑賞が可能ですが、席が必要な場合はU24のチケットを購入する必要があります。

この特別な音楽絵本の瞬間を見逃すことなく、奇妙で魅力的なマザーグースの世界を共に体験しましょう！