直木賞作家・伊与原新が語る小説の魅力
2024年にNHKでドラマ化が決定した作品『宙わたる教室』で知られる直木賞受賞作家・伊与原新さんが、2月9日(日)に放送されるBSよしもとの『第一芸人文芸部俺の推し本。』にゲスト出演します。この回では、伊与原さんが自身の作品や創作秘話を披露し、多様な視点での「科学×小説」について語ります。
番組について
『第一芸人文芸部俺の推し本。』は、ピースの又吉直樹がプロデュースする、文学を愛する芸人たちがその魅力をより広めるためのバラエティ番組です。参加者は自身が推す本をプレゼンし、その作品の良さを紹介することが特徴です。MCを務めるのは、芸人グループ「ピストジャム」の二人とファビアン(あわよくば)。
このたび出演するのは、直木賞を受賞した『藍を継ぐ海』の著者で、話題の作家伊与原新さん。彼の登場にMC陣は大いに興奮し、早くから彼の作品に注目していたことを明かしました。「科学版スラムダンク」という表現も飛び出し、どのような意味が込められているのかが気になります。
伊与原新の制作秘話
伊与原さんはこの番組で『宙わたる教室』に関する制作秘話を語ります。定時制高校の科学部を舞台にしたこの小説の背景を聞くと、伊与原さんは息を飲むように「とても小説的だ」と感じたそうです。自身が体験したことを元に、科学部という実際の設定をどのように物語に昇華したのか、そのクリエイティブな過程に多くの人々が惹きつけられること間違いありません。
直木賞受賞作『藍を継ぐ海』についても多くのエピソードが語られ、故郷徳島が舞台に使われたことからファビアンが「徳島県を舞台にしてくれてありがとうございます!」と熱い感謝を伝える場面も。作家が地元をどのように取り入れているのか、彼の作品に対する思いが見える瞬間です。
科学と小説の交差点
番組の後半では、伊与原さんが自身の経歴についても語ります。彼は理系出身であることから、学問としての科学と小説を組み合わせる難しさを問われると、「面白くてタメになるは最強のエンタメ」と語り、聴衆を納得させる場面も。実際に科学的な知識を小説にどう活かしているのか、その秘訣を直接聞ける貴重なチャンスとなります。
さらに、番組のタイトル通り、彼自身の「推し本」を紹介するコーナーもあります。他のゲストである赤嶺総理が、海をテーマにした100人の短歌を集めた『海のうた』を紹介するなど、盛りだくさんの内容が用意されているようです。果たして伊与原さんはどんな本を推すのか、見逃せません。
放送情報
『第一芸人文芸部俺の推し本。』は、BSよしもとで2月9日16:30から放送されます。放送中は、視聴者の皆さんもぜひ一緒に楽しんでください。番組終了後にはBSよしもとのアーカイブページやYouTube公式チャンネルでも配信される予定です。
この機会に、ぜひ新たな作品との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。